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2018.06.07

オフィスでやる気スイッチを入れる一番簡単な方法

 ちょうど1時間後に打ち合わせの予定があるのだが、それまでに今抱えている仕事の一部を片付けてしまおうと考えるのは賢明な判断だろう。しかしこうした状況下ではあまり仕事のパフォーマンスが上がらないことが最新の研究が報告している。それというのも主観的な時間が短くなっているのだ。

■1時間後にアポがある状態ではパフォーマンスが低下

 米・オハイオ州立大学フィッシャーカレッジ・オブ・ビジネスのセリン・マルコック准教授が主導する研究チームが先日、「Journal of Consumer Research」で発表した研究では、8つの実験を行ない、アポイントメントの直前の時間は短く感じられていることを報告している。

 オンラインで198名の参加者に行なった実験では、友人がちょうど1時間後に部屋を訪れるという設定でいくつかの質問がなされた。部屋はすでに掃除されていて、やって来た友人とどう過ごすのかは来てから決めることになっているので特にすることはない。とりあえず時間潰しの読書をすることになったのだが、実際にはどのくらい読書に時間が割けるのだろうか。

 他に何もすることがない状態でも読書できるのは50分間ほどだろうと多くの参加者は回答した。それでも50分あればけっこうな読書ができるが、この状況下でどのくらい読書が進むのかを問われると、参加者の多くは友人のことが気になって約40分間分の読書しかできないと回答しているのだ。つまり客観的な時間よりも主観的が時間が10分短くなっているのだ。

Science Daily」より

 また別の実験では、オンラインで実験参加者を有償で集い、30分を要する課題は2ドル50セントの報酬、45分を要する課題はその倍の5ドルの報酬を支払うことを明示した。どうせ参加するのであれば、45分版に参加したほうが得であるのは明らかだ。

 参加者の幾人かは実験が終わった後にも別の予定があり、それでも45分の課題を受ける時間はじゅうぶんにあったのだが、実際にはその後の予定がある参加者の大半が30分版の課題を選んでいたことも浮き彫りになったのである。

 また158名の参加者を研究室に招集した実験では、到着した参加者たちに、実験の進行が予定よりも早く進んでいるため、もっと人が集まるかどうか見るために少しの間待機してほしい旨が伝えられた。

 さらにある参加者たち(Aグループ)には「実験はもうすぐはじまりますが、とりあえず今から5分間は何をしてもよいです」と伝えられ、また別の参加者たち(Bグループ)には実験開始時期には触れず「5分間は何をしてもよいです」とだけ伝えられた。

 この5分間に参加者たちはスマホを取り出してメールやメッセージをやり取りしたりSNSをチェックしたりと思い思いに過ごしていたのだが、詳しく分析してみるとBグループのほうが活動がアクティブである傾向が顕著であった。つまり開始時間を気にしないで過ごした5分間のほうが活動的であったのだ。

 直近に迫ったアポイントメントや予定が意外なほどの“プレッシャー”を与えていて、我々のパフォーマンスを低下させていることが指摘されることになったのだが、そうはいってもビジネスの現場では仔細なスケジュールが結果的に組まれることもあり得る。

 対策としては、次の予定を控えている“細切れの時間”にはメインの仕事はなるべくせずに領収書の整理や交通費の計算などの雑用にあてるようにしたり、1日のアポが複数ある場合はなるべく繋げてしまうようにすることが考えられる。スケジューリングの重要性が再確認される話題でもあるだろう。

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