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2018.06.06

ハグすることで得られる7つの健康メリット

 ゆっくりと本でも読もうと入ったカフェで、隣の席にいる2人組が何やら口論をはじめたらあまりいい気分はしないだろう。耳栓をしたりイヤホンで音楽を聴いたりという対処法もあるが、我々はどの程度こうした周囲の予期せぬ他者の言動から影響を被るのかが、最新の研究で掘り下げられている。

■口論を聞くと人に近づきたくなくなる?

 イギリスのアングリア・ラスキン大学とユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドン、そしてスペインのマドリード・カルロス3世大学とイタリアのイタリア工科大学の合同研究チームが先日、学術ジャーナル「PLOS ONE」で発表した研究では、実験を通じて対人空間(interpersonal space)が不測の事態でどのように変化するのかを検証している。

 実験は音声のみを使ったユニークなものであった。音声だけを用いたのは、ビジュアルがもたらすバイアスを排除するためである。

 実験参加者はまず、2人の人間の会話を録音した音声を聞かされた。そのすぐ後にこちらに向かって歩いてくる徐々に大きくなる足音を聞かされ、不快感を感じた時点で「ストップ!」と表明することを求められた。録音された会話は2種類あり一方は普通の声のトーンの会話と、もう一方は声を張り上げて口論している会話だ。つまり隣から聞こえる普通の会話と口喧嘩で、対人空間が変化するのかどうかが検証されたのである。

Neuroscience News」より

 実験で収集したデータを分析した結果、やはり口喧嘩を聞いたあとのほうが、近づいてくる足音を早い段階で止めるようになることが判明した。他者にあまり近づいてきてほしくないということであり、口喧嘩の音声によって程度の差はあれ警戒心が増していることになる。

「対人空間とは快適な状態をキープできる対人距離のことです。今回の研究は必ずしも直接的な社会的交流でなくとも、声のトーンが対人空間に影響を及ぼしていることが初めて示される研究になりました」とアングリア・ラスキン大学のフラビア・カルディニ氏は語る。

「近くでアグレッシブな会話を聞いた直後には対人空間が拡大していることを突き止めました。これまもちろん、自分にとっての安全地帯を確保しようとする意思と、口喧嘩をしている者たちとの関わりを避けようという気持ちが働くからでしょう」(フラビア・カルディニ氏)

 カフェの隣のテーブルで口論がはじまったら、さっさと席を移動するか店を出たほうが良いのかもしれない。

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