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2018.06.05

宇佐美、柴崎、武藤、大島、プラチナ世代は最高齢JAPANを活性化できるか?

■連載/元川悦子「ロシア戦記」

 本田圭佑(パチューカ)、岡崎慎司(レスター)、香川真司(ドルトムント)の「ビッグ3」が順当に名を連ねる一方で、21歳の井手口陽介(クルトゥラス・レオネサ)、22歳の三竿健斗(鹿島)、23歳の浅野拓磨(シュツットガルト)の若手3人が外れる形になった2018年ロシアワールドカップに挑む今回の日本代表。彼らは2日から直前合宿地のオーストリア・ゼーフェルトに入った。

 ドイツ国境に近い標高1200mの高級リゾート地である現地は欧州強豪クラブも利用するキャンプのメッカ。美しい自然と最高23度、最低11度という過ごしやすい気象条件も魅力だ。岡崎も「オーストリアでは毎年レスターのキャンプをやってるし、最初はきついけど、どんどん慣れていけば、下に降りた時にいいコンディションでやれる」と実体験を踏まえて語っていた。8年前の日本代表も標高1800mのサースフェーでの高地合宿が成功し、下馬評を見事に覆した。ここでの過ごし方は非常に重要になるはずだ。

 この直前合宿に参加している23人を改めて見てみると、2010年南アフリカ経験者が5人、2014年ブラジル経験者が11人。平均年齢28.3歳という過去最高齢のチーム編成になっている。個の陣容は西野朗監督が「実績」と「経験」を何よりも重視したことの表れだ。

 4月に就任したばかりの新指揮官にとってワールドカップという大舞台は未知数。コロンビアのホセ・ペケルマン監督ら百戦錬磨の指導者たちに比べると、実績や経験値でどうしても見劣りする。そういう状況だからこそ、自分に足りない部分を選手に補ってもらおうと考えるのも理解はできる。ただ、ロシアの先を視野に入れるとどうしても不安が募る。選ばれたベテラン選手には、落とされた若い世代に何らかの財産が残るような戦いと結果を強く求めたいものだ。

 そんな日本代表にあって、最大勢力となったのが、92年生まれの「プラチナ世代」と言われる面々だ。10代の頃から年代別代表で経験を積み上げてきた宇佐美貴史(デュッセルドルフ)と柴崎岳(ヘタフェ)はその筆頭。彼らのような日の当たる道は歩いてはこなかったものの、プロになって大成した武藤嘉紀(マインツ)と昌子源(鹿島)も同い年だ。遠藤航(浦和)と大島僚太(川崎)は93年の早生まれで、ユース代表、五輪代表では上記4人と別カテゴリーでやってきたが、同級生なのは間違いない。この6人が新風を吹かせられるか否か。そこはロシア大会のみならず、近未来の日本代表の動向を左右する重要ポイントと言っていいだろう。

 5月30日のガーナ戦(日産)では、宇佐美と大島がスタメン出場。宇佐美は3-4-3の左シャドウに入って本田、大迫勇也(ケルン)を三角形を形成。ペナルティエリア外から思い切ったミドルシュートを何本か放った。これは惜しくも得点には至らなかったが、恩師・西野監督が高く評価するフィニッシュの迫力の一端は示すことができた。2日からスタートしたオーストリア・ゼーフェルト直前合宿では、5月下旬の国内合宿で出遅れていた乾貴士(エイバル)や香川もパフォーマンスを上げてくると見られるため、ウカウカしていたら先発落ちすることも考えられる。「自分が主力組に入ったという感覚はない」と本人も自戒を込めて語ったが、この機を逃さず、日本の決定力不足解消の切り札になってくれれば理想的だ。

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