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2018.06.22

東京下町の魅力再発見!おとなのデートコース「両国」

【両国】明治新政府は、徳川の時代の終わりを庶民に知らせるため、町名を変え、江戸城を皇居に変え、「江戸」を別の町「東京」として生まれ変わらせました。ですから、東京っ子は、420年の歴史を持つ古都に住むわりに、歴史を感じることがありません。が、よく見れば、東京には今も随所に江戸が残っています。蔦屋重三郎が1802年に葛飾北斎の絵で出版した「画本東都遊」になぞらえ、下町に残る江戸を紹介します。こちらを参考に、ぜひ下町歴史探訪にお出かけください。

【 両国 】

両国

 真夏の東京では、打ち上げ1万発以上の花火大会が7つ開催されるが、その中でも最も歴史が古く、日本のすべての花火大会の起源になっているのが隅田川花火だ。第1回の1733年の花火の打上げ数は20発だったが、今は2万2000発で、打上げ数と見物人数は東京随一。ただし、建物が密集しているので、上がる花火は最大でも4号——4号とは直径4寸の花火のことで、ほかの大会なら最小サイズ。代わりに数とスピードで勝負している。

 隅田川花火は、今は浅草以北の川中の台船から打ち上げているが、1961年以前は2km下流の両国橋の下から上げていた。江戸時代に打ち上げを担当していたのは、両国の花火屋「鍵屋」「玉屋」。その名残りで、今も両国には「花火資料館」(わざわざ寄るべき施設ではありません)があり、隣りの浅草橋には花火問屋が集中している。今回は、そんな花火の町、両国を散歩してみよう。

 両国には、浅草・言問橋から水上バスで向かうといい。料金は310円。船に乗ったら屋上デッキに上ろう。船は両国までの間に吾妻橋・駒形橋・厩橋・蔵前橋と4つの橋をくぐるが、1日2回の満潮時に橋脚の短い駒形橋厩橋の下を通ると、デッキでは客が屈まないと頭をぶつけてしまうほど橋桁が間近に迫って来る。そのため、いちいち船員が上がってきて「頭を下げてくださ〜い」と叫ぶのだが、安全第一のこのご時世、こんなスリルは滅多に体験できるものではない。

隅田川は、江戸時代には、千住より下流は橋が一本も架かっていなかったそうだが、1657年の明暦の大火で逃げ場を失った大勢の人が焼け死んだため、幕府は両国に長さ173mの巨大な橋を架けた。この橋、武蔵の国と下総の国をまたぐため、ついた名前が両国橋(MAP 1)。やがて、橋の両側の火除け地に、旧暦5月28日から8月28日までの3か月間、見せ物小屋や夜店の出店が許され、江戸随一の盛り場に成長。8代将軍・吉宗の時代の1733年には、疫病で亡くなった人々の供養のため、火除け地が開かれる5月28日(川開きの日)に花火が上げられ、これが両国花火大会に発展したわけだ。

東京水辺ラインの水上バス

東京水辺ラインの水上バスは毎日運航。浅草二天門から10:00、11:50、12:40、14:55、15:35、17:15発(花火大会当日は昼から航行中止)。川面は夏でも涼しく、両国から夕涼みがてら浅草まで往復するのもオツなもの。

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