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東京下町の魅力再発見!おとなのデートコース「佃島」

2018.06.20

 佃島周辺の裏通りは、古い木造家屋が寄り添うように隙間なく建った江戸情緒溢れる街並みで、ここだけ時の流れから取り残されてしまった感じ。とりわけ、人一人が通るのがやっとの細い路地の奥に作られた佃天台地蔵尊(MAP 3)は、ほかでは決してお目にかかれない、時間がねじれたようなシュールな場所。1649年建立の住吉神社(今の建物は1869年に再建されたもの 。MAP 4)と併せ、一見の価値がある。

 佃と聞いて誰もが思い浮かべるのが、佃煮だ。佃煮とは、小魚・あさり・昆布などの海産物を砂糖と醤油で甘辛く煮た、この島発祥の保存食。今も、佃島の隅田川の堤防沿いの通りには、1859年創業の『丸久』、1843年創業の『佃源・田中屋』、1837年創業の『天安』(MAP 5)と、江戸時代から続く佃煮店が3店残っている。

 中でも、店構えが一番風情があるのが「天安」だ。常時20種近い佃煮を100g単位で販売しているので、おみやげにどうぞ。

 島の真ん中にある倒れそうな木造家屋の「漆芸・中島」(MAP 6)にも、忘れずに寄っていただきたい。この店は、椀から家具に至るまで質の高い漆器を製造・販売している約300年続く老舗。店先には、紫檀・黒檀などの目の詰まった高級木材を八角形に加工し、コンニャクやイカなど、はさみにくい物を簡単につかめるようにした「江戸八角箸」が常時置かれている。

 また、佃小橋を渡った先の広場前のマンションの1階には、昨年夏、モダンな手巻き寿司専門店『O・MO・TE・MA・KI』(MAP 7)がオープンしている。早めの夕食をとるなら、ここで。

 さて、佃小橋から佃大通りに出て清澄通りを右に曲がった先には、晴海運河に架けられたクラシックなトラス橋の相生橋(1927年完成)がある。橋の中継点の小さな島には、同じ1927年に作られた「中の島公園」(MAP 8)という小公園があり、ここは、開園当時から月見の名所として有名だ。お月見はぜひこちらで。

 この相生橋のたもとから北へ向かって運河沿いに、石川島公園という川縁の公園が約600m続いている。石川島は、1853年、ペリーの黒船来航に驚いた幕府が西洋式の造船の必要を感じ、水戸藩に命じて造船所を作らせた日本の近代造船発祥の地。1979年に造船所が閉鎖されるまで、造船と金属工業の街として賑わった。その後、造船所跡地には8棟の超高層マンションから成る「大川端リバーシティ21」(MAP 9)が建設され、運河沿いが公園として整備された。

 この公園の北の突端には、パリ市と提携した「パリ広場」(MAP 10)という広場があり、隅田川と晴海運河の分岐点のパノラマを一望することができる。黄昏時のこの広場からの眺めは、東京屈指の絶景だ。

 以上、江戸情緒たっぷりの佃島散歩コース。東京五輪で来日する外国人観光客たちが押し寄せる前に、ぜひお出かけいただきたい。

佃天台地蔵尊

佃天台地蔵尊は、路地裏の建物の中に突き出た銀杏の木の回りに、立派な木造の「祠」がある。そこに1720年頃のものという石に彫った地蔵尊がまつられており、何とも奇妙な場所だ。

「パリ広場」

「パリ広場」は、「日本におけるフランス年」の1999年に作られた、御影石を敷き詰めたちょっとフランス風の広場で、都心に近いわりに利用客が少ない静かな公園。ちなみに脇の渦巻き状の木のオブジェはすでに撤去されている。

取材・文/ホイチョイ・プロダクションズ

※記事内のデータ等については取材時のものです。

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