人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.06.16

東京下町の魅力再発見!おとなのデートコース「小石川」

【小石川】明治新政府は、徳川の時代の終わりを庶民に知らせるため、町名を変え、江戸城を皇居に変え、「江戸」を別の町「東京」として生まれ変わらせました。ですから、東京っ子は、420年の歴史を持つ古都に住むわりに、歴史を感じることがありません。が、よく見れば、東京には今も随所に江戸が残っています。蔦屋重三郎が1802年に葛飾北斎の絵で出版した「画本東都遊」になぞらえ、下町に残る江戸を紹介します。こちらを参考に、ぜひ下町歴史探訪にお出かけください。

【 小石川 】

小石川

 小石川とは聞くも上品な地名だが、語源は、昔、この辺りを小石の多い川が流れていたから。川は江戸初期に大規模な治水工事で「小石川上水」という上水道に作り替えられ、工事には、三重から上京したばかりの松尾芭蕉も4年間参加していたという。この上水は、残念ながら明治に入って汚濁が進み、今は埋められて地下水道にとって代わられている。

 さて、小石川散歩のスタートは地下鉄・丸ノ内線、南北線の後楽園駅だ。1番出口から出て400mほど西に歩き、左に曲がると、「小石川後楽園」の入口(MAP 1)がある。ここは、江戸初期に水戸藩2代目藩主・徳川光圀(いわゆる水戸黄門)が、水戸藩中屋敷内に完成させた庭園で、今は都立の公園になっており、入園料300円を払えば、誰でも入ることができる。広さは7万m2で、隣りの東京ドームの1.5倍。園内は、琵琶湖の形をした池を中心に、日本各地の景勝が再現されているほか、4030本の樹木が鬱蒼とした雰囲気を醸している。ただし、飲食施設は田舎の観光地レベルなので、ここでは、木や建物を見物するだけにとどめたい。

 小石川後楽園よりインパクトがあるのが、タクシーでワンメーター行ったところにある、「小石川植物園」(MAP 2)だ。この植物園は、徳川5代将軍・綱吉が1684年、自分の別邸のあった場所を江戸町民の薬となる薬草を栽培する「御薬園」にしたのが始まり。その後、8代将軍・吉宗が1722年、腹心の大岡忠相(いわゆる大岡越前)に命じ、園内に貧病人救済のための診療所を設けさせた。

 黒澤明の名作『赤ひげ』はこの診療所を舞台にした映画で、江戸時代の園内の様子がリアルに再現されているので、行く前にぜひDVDで予習しておきたいところ。

 今は、東大の付属研究施設となっているこの植物園、広さは16万m2で、小石川後楽園の倍以上。入園料は400円。園内には「生きた化石」メタセコイアをはじめ、珍しい木が多数植えられており、桜の数もハンパない。鬱蒼とした林は、山手線の内側とは思えぬ緑の深さだ。

 植物園前交差点から、「播磨坂桜並木」という並木通りを進んだ先には、熟成肉店『中勢以』が2013年に出した肉料理店『中勢以・内店』(MAP 3)がある。営業は夜だけだが、東京中の肉好きが押し寄せる超人気レストランなので、ぜひチェックを。

「小石川植物園」

「小石川植物園」
入園料400円。入園券は向かいのパン屋で購入する変わったシステム。植物だけでなく旧東京医学校の建物もお見逃しなく。
◆電話:03・3814・0138 ◆住所:文京区白山3-7-1 ◆開園時間 9:00〜16:30 月休

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ