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「パラレルキャリア」のメリットとデメリットを考える

2018.06.04

(2)垂直型パラレルキャリア

垂直型は、基本的に独立しており、複数の組織に属し、曜日ごとに異なる仕事をする形態だ。

●メリット
・経験値が倍速で増えていく。
・複数の業務や組織に深く関わることで、リフレクション効果(※)がより高まる。
・スケジュールを自ら決められるため、ワークライフバランスを取りやすい。

※リフレクション効果
経験した仕事を振り返り、客観的に見直す機会によってものごとや自分の理解を深めたり、成長、改善したりすること。

●デメリット
・参画するプロジェクトの予期せぬ終了もあり、収入は不安定。
・中長期的なセルフマネジメント能力が不可欠。
・まだ垂直型パラレルキャリアの仕事の選択肢は多くないため、見つけづらい。

水平型パラレルキャリアは始めやすい反面、時間が限られる。一方、垂直型パラレルキャリアは、経験値や成長の幅は期待できるものの、十分な管理能力の必要性と時代がまだついてきていないという課題があるようだ。

平田氏は、この垂直型パラレルキャリアの土壌における今後の見込みについて、次のように話す。

「垂直型パラレルキャリアの受け皿がまだ少ない背景に、日本企業が外部人材の活用や、リモートワークに慣れていないということが挙げられると思います。ただ、労働人口減少が進む中、優秀なプロフェッショナル人材の獲得競争が激しくなっていくと、垂直型パラレルキャリアの方に自社の仕事を手伝って欲しいという企業はますます増えていくでしょう。最近では、垂直型パラレルキャリアとして働くことのできる仕事を紹介してくれる人材紹介会社も増えています。

今は、業務範囲の定め方や業務委託の契約方法、評価方法などの発注リテラシーがないことが多いため、興味があってもパラレルキャリア人材を受け入れられないという企業がまだたくさんあります。フリーランス協会では、フリーランス向けの支援活動を行うと同時に、企業向けにプロフェッショナル人材活用のセミナーも開催し、パラレルキャリアを志向する人のための活躍の場を増やしていきたいと考えています」

垂直型パラレルキャリアはもちろん、水平型パラレルキャリアについても、そのメリットやデメリットをよく理解して、時代の変化も読み取り、自分に合った働き方を選んでいきたいものだ。

取材協力
一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会
代表理事 平田麻莉氏
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会は、誰もが自律的なキャリアを築ける世の中を目指し、フリーランスや副業に関するイベント・セミナーを企画運営するほか、年会費1万円で賠償責任保険や福利厚生制度、所得補償制度を利用できるフリーランス向けベネフィットプランを提供。「フリーランス白書」の発行や、政策提言も行う。
https://www.freelance-jp.org/

取材・文/石原亜香利

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