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2018.05.26

電動化や知能化とは無縁の価値を追求するマクラーレンとモーガンの魅力

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 グローバル化が進んで、イギリスの主だった自動車メーカーが外国資本のものとなってから、もうずいぶんと経つ。ロールスロイスはBMW、ベントレーはフォルクスワーゲン、ジャガーとランドローバーはインドのタタ、MGは中国の上海汽車の傘下に収まった。

 いわゆる“民族資本系”と呼ばれるメーカーがなくなってしまったのである。しかし、資本は外国になってしまっても、それによって会社が生まれ変わり、魅力的な商品を続々と生み出すようになって、生まれ変わったところが少なくない。だから、外国資本に会社が買われてしまうことが一概に悪いことだとも言えないのだ。

 だが、例外もある。ひとつは、古くからデザインやエンジニアリングを頑なに守り続けているモーガン。50年以上も前のスタイルを変えずに、独特のスタイルを持ったスポーツカーをごく少数、ハンドメイドで造り続けている。

 フレームこそスチール製だが、シャシーやボディパネルなどにはアッシュ木材製を用いる手法も頑なに守り続けている。そうした伝統工芸のようなモーガンはあまりにイギリス的過ぎて、さすがに外国資本も食指が動かないのだろうと失礼なジョークを言ったことを憶えている。

 そして、もうひとつの例外がマクラーレンだ。F1の常勝チームとして有名で、1980年代から90年代に掛けてホンダのエンジンを搭載し、アイルトン・セナがチャンピオンを獲得したことで、日本でもその名前は知れ渡っている。そのマクラーレンは近年、公道用スポーツカーの生産に力を入れてきていて、その完成度の高さは本コラムでも高く評価した通りだ。

 モーガンとマクラーレン。

 イギリスにふたつ存在しているイギリス資本のスポーツカーメーカーが、偶然にも、5月22日の午前と午後に東京で発表会を開いた。まずは、11時30分から芝の増上寺で行われたのはマクラーレンの新型車『セナ』の発表会。

 すでに海外のモーターショーで発表された、500台生産の限定車。マクラーレンがライナップしている3つのシリーズ『スポーツ』『スーパー』『アルティメット』の最上位に位置する『アルティメット』シリーズの最新型だ。先代に相当する『P1』も375台が限定生産され、文字通り、究極的なパフォーマンスを誇っていた。

 今度の『セナ』はそれを凌駕するもので、例を挙げれば、0-100km/h加速は2.8秒、0-200km/h加速が6.8秒、0-300km/h加速が17.5秒、最高速度が340km/h。この超ハイパフォーマンスを実現するためには、カーボンファイバー製シャシーをはじめとする超ハイテクな装備が組み込まれていることは『P1』と変わらず、それを刷新するものも多く見受けられた。日本向け税込価格は67万5000ポンド(約1億125万円)。500台の限定生産で、すべて売り切れている。日本からは約30台の注文が入っているという。

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