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ビッグ3復活!本田、岡崎、香川はロシアで何ができるのか?(2018.05.16)

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■連載/元川悦子「ロシア戦記」

 2018年ロシアワールドカップ予備登録メンバーの提出期限だった14日、日本代表の西野朗監督は35人を決め、国際サッカー連盟(FIFA)に提出した。そのリストは非公開となっているが、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督時代から軸を担っていた長谷部誠(フランクフルト)や吉田麻也(サウサンプトン)らに加え、当落選上と言われてきた本田圭佑(パチューカ)、香川真司(ドルトムント)、岡崎慎司(レスター)の「ビッグ3」も名を連ねた模様だ。

 18日には、30日のガーナ戦(横浜)に挑む30人弱が発表され、31日には最終登録メンバー23人が決定する運びとなっている。が、「ビッグ3」の動向に人一倍、気を配ってきた新指揮官が彼らを外すはずがない。もちろんコンディション次第ではあるものの、かつての3枚看板を本大会の軸に据えたいという思いは依然として強いようだ。

 その3人の現状を改めて見てみると、まず本田は4月29日のアトラス戦で今季メキシコ・リーガMXが終了。5月3日に早々と帰国した。その後は関東近郊で調整を行い、13日は東京ヴェルディの練習にも参加していたが、12・13日の週末まで公式戦を消化していた他の欧州組に比べると、実戦から遠ざかるのは否めない事実。負荷の高いトレーニングをこなせていないこともあり、メキシコでのリーグ終盤戦のパフォーマンスをどこまで維持できているか分からない。

 一方の香川は、2月10日のドイツ・ブンデスリーガ1部・ハンブルガーSV戦で左足を負傷して以来、3か月間も実戦から遠ざかる羽目になった。12日の最終節・ホッフェンハイム戦では後半29分からピッチに立ち、復帰を果たしたものの、この16分間のプレーだけではどんな状態かは判断しかねる部分があった。14日に帰国した際、本人は「みなさんが思っている以上に、ケガの方は問題はないので、そこだけは強調しておきたい」と報道陣に語ったというから、負傷自体は癒えているのだろうが、本田以上に実戦感覚は不足しているはず。そこは大きな懸念材料だ。

 岡崎にしても似たような状況で、2月初旬に右ひざを負傷し、2月10日のマンチェスター・シティ戦から公式戦4試合を欠場。3月にいったんは復帰したものの、4月に再びひざを痛めて、4月19日のサウサンプトン戦からのプレミアリーグラスト5試合を回避する羽目になった。ピッチに立てないままシーズンを終えたことは本人にとってもダメージは少なくないはず。「ロシアまであと1カ月あるから問題ない」と考えているのだろうが、シナリオ通りに行くかどうかは、今のところ未知数というしかない。

「ビッグ3」が揃いも揃って不安を抱えているのは、新生・西野ジャパンにとっても頭の痛い点。そんな彼らが今、まずやるべきなのは、コンディションを引き上げること。それに尽きる。5月21日から関東近郊でスタートする直前合宿ではかなり追い込んでいくべきだ。ハリル時代も5~6月にかけて海外組合宿が行われるのが通例で、選手たちは猛烈な走りを課されていたが、そのくらいの負荷を3人はかけなければロシアで走り抜くことはできない。

 とりわけ、泥臭く前からボールを負うのを信条とする岡崎は走力を取り戻すことが第一歩。西野監督は長谷部を最終ラインに下げる3バック採用も視野に入れているというから、その場合の最前線は1トップ2シャドウか、2トップにトップ下という構成になる。2トップであれば、レスターで普段からジェイミー・ヴァーディーとコンビを組んでいる岡崎にはやりやすい形。そのパートナーが大迫勇也(ケルン)になるのか、他の選択肢になるのかは分からないが、岡崎のハードワークというのはチーム活性化の一助になる。そこは期待していいだろう。4年前のブラジルワールドカップでも追い詰められたコロンビア戦(クイアバ)で岡崎が泥臭く決めたゴールは数少ない希望の光となった。そういう姿勢は仮にピッチに立たないとしても今の日本代表には必要かもしれない。

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