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2018.05.19

チャンスは今月末まで!今こそ乗りに行きたい鳥取・若桜鉄道の〝ピンクのSL〟

 突然ですが皆さん、「SL」と聞くと何色を思い浮かべますか? 普通は黒を思い浮かべるでしょう。そんな黒が定番のSLを鮮やかなピンクに塗った鉄道会社が鳥取県にあるのです……ゴールデンウィークが終わってもまだ間に合う! さあ、ピンクのSLに会いに行こう!

これが若桜鉄道の期間限定「ピンクSL」だ!

 鳥取市内から少し南に位置するJR郡家駅から東へ走る「若桜鉄道」。沿線にはのどかな山村風景が広がる全長19.2kmの小さな路線だ。全長は短くてもスズキのバイク『隼』ファンに人気の高い隼駅や、国の登録有形文化財に指定されている鉄道施設や古き良き駅舎がそのまま残っていたりと、実に見どころが多い路線。中でも特にアツいのが蒸気機関車C12 167だ! このSLは圧縮空気の力で走行することができ、営業線こそ走行できないが、終点となる若桜駅構内では特定日に走行する姿を見ることができる。

 そんなC12 167に大きな変化が起きたのは2016年。ある1本のニュースが世間を駆け抜けた。

「SLをピンクにします」

 初めて聞いた時の衝撃はいまだに忘れられない。

 「当時は大変多くのご意見をいただきました。賛否両論ですが、実際やってみると多くの方が若桜に来てくれました」と笑顔で語るのはC12をはじめ、他の展示車両などのメンテナンスから運転、イベントの取り仕切りまでなんでも行う若桜鉄道の谷口剛史さん。

自身の手でSLを動かし、手入れし、ピンクに塗っている若桜鉄道のスーパープレイヤー、谷口剛史さん

 谷口さんは若桜鉄道に入社して以来、運転士として業務に携わっていた。そんな中、地域活性化を目指して兵庫県多可町(旧加美町)で保存されてきたC12 167蒸気機関車が2007年に若桜鉄道にやってきた。この機関車は若桜線を走ったこともある、同路線とゆかりのある機関車だ。

「C12がやって来た時に、当時の専務が『これ、走れるように修繕して』と言いつつ、SLのことが書かれた本を一冊渡してくれまして(笑)。私、運転士だったんですが言われたからにはしょうがないということで、修繕に挑戦することになったんですよ。ずっと動かしてないSLを再び可動させるのは非常に困難。乗務のない時間を使って1つ1つ手作業でバラしては調べての繰り返しで。何も知識がない中、悪戦苦闘の日々でした」(谷口さん)

 そんな日々を過ごす中、保存SLの修繕を多く行っていた元国鉄機関士の恒松孝仁さんのブログに出会い、本人と連絡を取る。

「若桜鉄道に3日間来ていただき、実際に作業を教えてもらいました。帰り際に『大丈夫、このSLは走るよ』と言われて励まされました。その後もわからないことがあればすぐに電話して聞いてました」

 恒松氏は2016年に不慮の事故で急逝したが、氏の思いを受け継ぎ、谷口さんは現在、恒松氏が行い続けてきた神奈川県山北町の保存SLの動態化修繕も行っている。

C12に乗務する谷口さん。鮮やかなピンクSLといえど走行中の機関室には緊張感が走る

 C12が若桜鉄道にやってきて3か月が立った頃、5mのレールの上をパワーショベルに牽引されて、ついにC12が動いた。その日は「ぐっすり寝れました」と谷口さんは笑う。

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