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2018.05.19

たった半日でOK!糖尿病や高血圧の予防・改善に有効な断続的ファスティング

 

「断食」という語感はなんだか物々しく、行なうとすればかなりの苦行のようにも感じられてくるが、あえて英語でファスティング(fasting)と呼んでみれば心理的なハードルはグッと低くなるかもしれない。そしてたった半日程度飲食を断つだけの断続的ファスティング(intermittent fasting)の優れた効能が最新の研究で確かめられている。

■断続的ファスティングは2型糖尿病と高血圧の予防・改善に有効

 いわゆる“プチ断食”である断続的ファスティングの効果はいかほどのものなのか。米・アラバマ大学の研究チームは数ある断続的ファスティングのバリエーションの中から、1日の食事を早い時間のうちに終わらせてしまうeTRF(early time-restricted feeding)の効果を確かめるために、糖尿病予備軍と診断された8人に5週間のeTRFを実践してもらいその間の各種の健康診断データを収集した。

 今回の実験で定められたeTRFは、朝食は朝6時半から8時半までの間に摂り、その6時間後に昼食兼夕食を食べ、午後3時以降はからは就寝まで何も食べないというスケジュールである。1日の中で何も食べないファスティングの時間は約18時間だ。断続的ファスティングの5週間が終了し、普通の食事に戻したその後の5週間の健康診断データも比較のために収集された。

 収集した健康診断データを分析した結果、断続的ファスティングの効果は歴然たるものであることが確認された。

Daily Mail」より

 体重が減ったことは言うまでもないが、eTRFによってまずはインスリン感受性が著しく改善した。インスリンが働きやすくなることで、血糖値の急激な上昇を回避することができる。さらに血圧が低下し、酸化ストレス(oxidative stress)のレベルもeTRFによって低減した。酸化ストレスが高いままであるとさまざまな疾病を招くといわれている。

 そして参加者たち自身が驚いたのは、eTRFによってそれまで夜遅い時間についついスナック菓子類を食べてしまうといった夜食の習慣をなくすことができた点である。eTRFを終えてからも、夜中に何か食べたくなる欲求が湧かなくなったということだ。

「断続的ファスティングは代謝を高めて健康に資するものであることがわかりました」とコートニー・ピーターソン教授は語る。しかしながら減量効果については、単純に摂取カロリーが少なくなったためであるのか、それとも断続的ファスティングの複合的効果であるのかは厳密にはまだ分からないということだ。

 今回の研究への参加者が8人と少ないため、さらにサンプルを増やすことが必要とされているが、早い時間に1日の食事を終えてしまうこのeTRFが、少なくとも2型糖尿病と高血圧の予防・改善に有効であることが示唆されることになった。明るいうちにしか物を食べないことは、生物としての人間にとって自然なことであるのかもしれない。

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