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脳科学者・茂木健一郎氏が提言!日本のビジネスパーソンはもっと〝フィジェる〟べし!

2018.05.16

 ハンドスピナーについては、次のような解説をしてくれた。

「これってベアリングの開発技術とか、金属の加工技術の発達などが影響して出てきているおもちゃですよね。よく言われているストレス解消とか、注意力向上とか、そういう効果は興味深いなとは思っています。ただ、文献的なエビデンスがあるかどうか、っていうと、ないとは言えないというレベル。実際にエビデンス(科学的根拠)をとろうとすると、意外と大変なんですね。

 アメリカではフィジェットスピナーっていわれているんです。「fidget」って、日本語にうまく訳されていないけれど、「そわそわ」とか、「もじもじ」とかに訳される。英語圏では、もうちょっと意味が広くて、なんかものをいじりまわしたりしまったり、貧乏ゆすりなんかをすることも、そういうものに入る。なので、そういうときにいじるものの意味で、フィジェットスピナーとも呼ばれている。(何かいじりたくなる)脳の欲望とか、そのエネルギーの解消法として、使われているようで、ADHD(注意欠如・多動性障害)の子どもなどは、何か触れるもの身近にないと、フラストレーションが溜まって、不安になったりする。それを開放してあげて、気持ちを落ち着かせたり、集中しやすくすると言われていますね。

 ただ、現状では、あくまでもアネクドータルエビデンス(事例証拠、個々人の体験に基づく証拠)。科学的あるいは統計学的な確実な証拠(Scientific or Statistical Evidence)にするためには、本格的にサンプルをとって研究しなくてはなりません。

 こういうのって、個人差が大きいんですよ。なので自分が効くと思ったら、その範囲内において、と考えたらいいんじゃないですか」

 ただ、フィジェットスピナーのようなものを“フィジェる”ことは、遊び心を刺激したり、ながら行動にも通じるので、推奨されるべきと茂木さんは話す。なぜ、ビジネスパースンに、遊び心や、ながら行動が必要なのか?

「脳ってストレスを感じたときに、それをリリースしたい欲望が働くんです。だから、ストレスを感じたときには、うまく解消をしてあげたほうが良い。貧乏ゆすりなどの原因のひとつにも、ストレスが考えられる。

 日本では、会議中にスマホはいじらずにしまっておけとか、うるさく言われますが、ちょっと生真面目すぎる。創造性って、型にはめても伸びるわけがない。

 アメリカの先進的な企業は、変人を尊ぶ文化というのがありますよね。彼らも昔は、まじめな態度でやるのが支配的だったそうですが、3M、HP、Googleなどが勤務時間の何割かの時間に、関係ないことをやろうとするのは、仕事と遊びの区別がないところで何かやるほうが、創造的になるっていうことがわかっているから。アメリカの経済が、IT化、ソフト化するにつれて、仕事の質が変わり、その結果、働き方が変わった。そういうことが、創造性と関係があると思う。

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