
「『DIME』は昔から読んでいますよ。流行りものをコンパクトに載せてくれているので、いま何が流行っているのかなって、パラパラっと捲っただけすぐわかるから重宝しています。ウェブだといちいち探さないといけないからね」
開口一番、こんな話から始めてくれた脳科学者の茂木健一郎さん。この日は、上級研究員を務めるソニーコンピュータサイエンス研究所のそばにある、馴染みの居酒屋「あさり」で、東工大のゼミ生さんと一緒にランチをしながら話しを伺った。ちなみに、この日に茂木さんが注文したのは、ブリとイカの刺身定食。ゼミ生から、「あっ、珍しい」と突っ込まれて、なぜか理由を聞いてみると、いつもは生姜焼き定食を頼むのだとか。Rettyのグルメ情報によると、<濃いめの味付けでご飯が進む>とか。確かに、おすすめです。
そんな雑談後、今回『DIME』に付録する『3WAY USB CHARGE SPINNER』を渡すと、それをいじりながら、次のような話をしてくれた。
5/16発売DIME7月号特別付録USBハンドスピナーがこちら。裏面にはUSB、Micro USB、USB Type-Cの端子が付き、充電などに活用できる。
「ハンドスピナーは、ブームになる少し前に海外の知人に話を聞き、速攻で手に入れましたね。日本では、かなり早いほうだったんじゃないかな」(以下のBlog参照)
ちょっと話はそれるかもしれないけれど、と言いながら、そもそも流行るものをキャッチして、試してみること自体が、脳活動に影響することを紹介してくれた。
「僕はブームものが好きで、子どもの頃は、(少し前に流行った)アメリカンクラッカーなんかでも遊びましたよ。そういう風に流行っているものを買って試してみたり、それを人に見せたりなど、ブームに乗ってみるのって、脳活動にいい影響があると言われているのです。「バズ効果」と呼ぶんですけれど、脳の一部の領域の活動が活発化する。新しいものに興味を示したり、好奇心を持つと、能の活動を活発化して、創造的なことに影響すると言われるのも、そういう理由からなんです」