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2018.05.12

BOSEが開発を進めるクルマの知能化に欠かせないボイスコントロールシステム「Clear Voice」

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 この連載でもたびたび取り上げているように、現在のクルマに課せられた大きな課題は2つあって、ひとつはパワートレインの電動化、もうひとつはクルマの“知能化”だ。課題であるということは、そこで追及されている技術が日進月歩し、その結果としてこれまで不可能だったことが実現して、クルマが新しい価値を生み出している。

 知能化のひとつである運転の自動化が進むと、起こしていたかもしれない事故を未然に防ぐことができて、ドライバーの心身の負担が軽減される。また、同時に省エネも推進される。もうひとつの知能化であるコネクティビティーが進むことによって、クルマはインターネットに常時接続され、クルマ同士あるいはクルマとインフラが通信によって接続されることによって情報をやり取りし、さまざまに安全性と利便性を向上させる。

 すでに知能化を著しく実現しているモデル、たとえば、ザッと思い出すだけでも、ボルボ『XC40』『XC60』、メルセデスベンツ『Sクラス』『Eクラス』、BMW『5シリーズ』、アウディ『A8』、フォルクスワーゲン『パサート』、ポルシェ『カイエン』(新型)、テスラ『モデルS』『モデルX』、ランドローバー『レンジローバーヴェラール』、レクサス『LS』、ホンダ『シビック』などを運転すると、そのメリットはとても大きく、今後のさらなる推進が期待させられるばかりだ。

 まったくもって結構なものなのだけれども、難点がないわけではない。スイッチの多さやその操作の分かりにくさには早急に改善が求められる。スイッチやボタン類の操作だけでなく、作動状況がわかりにくい点も改善が求められるだろう。クルマとのインターフェイスが未完成なのである。

 その点は、もちろん各社の開発者たちも認識しているのだが、日進月歩の領域だからがゆえなのか、なかなか一気に解決するにはいたっていない。そうした状況下にあって、ボタンやスイッチを操作するのではなく、あるいはタッチパネルに触れるのでもない操作方法として進められているのがボイスコントロールだ。

 ボイスコントロール自体は以前からカーナビやエアコン、オーディオなどの操作のために設けられているクルマは少なくなかった。しかし、日本語というハンディキャップもあって、その完成度は決して高いとは言えなかった。しかし、ボイスコントロールの完成度で一歩先を行っていたのはスマートフォンだ。『iPhone』の「Siri」などを使って、その賢さに舌を巻いた人も少なくないだろう。そのスマートフォンをクルマに接続して使うという方法もある。

 ボイスコントロールの可能性は高く、今後はさらにクルマとのインターフェイスに重用されていくに違いない。インターフェイスに着目して開発を進めているのは、カーオーディオとホームオーディオで有名なBOSEだ。BOSEが開発中の「ClearVoice」という新技術は、人間の声とカーオーディオの音楽や車外ノイズなどを峻別して、ドライバーやその通話相手にはクリアな音声だけでやり取りできるようにした。

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