
いまでは職場に当たり前のようにいる外国人。共に働く同志として、日常的にスムーズにコミュニケーションが取れればいいに越したことはない。しかし教科書英語や和製英語、日本の慣習をそのまま英訳といった配慮のない表現をすると失礼に当たったり、マイナスの印象を与えたりしてしまうことも。
そこで、職場で使うとNGな、日本人がよく間違える英語のフレーズについて、英語のパーソナルジム「StudyHacker ENGLISH COMPANY」の経験豊富なトレーナーたちに教えてもらおう。
1.Do you understand (what I’m saying)? / Do I make myself clear?
「言っていることわかりますか?」
自分の英語に自信がないと、使ってしまいがちなのがこの表現。基本的に上司が部下に言う表現ですので、相手が目上の立場だと失礼に当たります。相手に自分の話が伝わっているか確かめたいこともあるかもしれませんが、このフレーズは避けたほうが無難です。どうしても確かめたい場合、代わりに「What do you think of it? / Does it make sense?」という表現がおすすめです。
2.You look fine. / It looks fine.
「良いですね」
日本語に訳すと相手を褒めているように聞こえますが、fineには「褒める」意味は含まれておらず、「so so(まぁまぁ)」というニュアンスになってしまいます。言われた相手にはあまりいい印象を与えません。相手のことやモノを褒めたい場合、代わりに「You look good / great / fabulous! 」がおすすめです。
3.No, I’m not. / No, not at all!
<何か褒められたとき>「いえいえ。そんなことないです」
日本の美徳である謙遜は欧米人には良くは思われず、「自信がなさすぎ、ネガティブ」と捉えられ、マイナス評価につながります。謙遜を入れたいとしても、まずは感謝してポジティブに伝えたほうが良いです。代わりに、「Thank you, I’m glad to hear that. (素直に感謝する)/ Thank you for your compliment. (少しかしこまった表現)/ I’m flattered. / Oh, you flatter me! (お上手ですね、と少しはにかんだ感じで)」がおすすめです。