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石田直裕五段に聞く素人将棋が最速で上手くなるコツ

2018.05.19

 もしかして、こうした新発想で棋力を最速で向上させる方法はほかにもあるのではないだろうか?石田五段にうかがった。

Q:というわけで、詰飛車のような感覚で、われわれ素人がさくっと腕を挙げられるコツとか秘訣みたいなものは、幾つかあると思います。どういったものがあるでしょうか?

石田五段:「詰飛車」もそうですが、一人でもできる勉強法としては玉を詰ます「詰将棋」が一般的です。難しいものは解けなくて嫌になってしまい続かないので、簡単なものを数問解くのが良いと思います。私も簡単なものは電車の移動時間などを利用して解くようにしています。

 他には効果的な手を覚える「手筋」の問題集も非常に効果的だと思います。

Q:最近はネットで対局するのも当たり前になっていますが、これを活用して上達するには?

石田五段:一番の上達法は実戦をたくさん指すことです。実戦のあと、「この手が悪かった、この手が良かった」と感想戦が出来ればより効果的です。自分より棋力が離れ過ぎず、少し強い方と出来れば理想だと思います。

 そして、最近はアプリで簡単にプロの将棋を観戦できるようになりました。解説もありますし、“形”を覚えることができるので、意外とトレーニングにもなるんです。

Q:「相手の飛車を取りにいく」とは別の視点での飛車の考え方はありますか?

石田五段:相手の飛車を取るだけでなく、自分の飛車を敵陣に成り込むのも勝利への近道です。飛車が成るための戦法に「棒銀」というものがあります。初心者同士で棒銀を指せば、まず簡単に飛車が成れます。この戦法は奥も深く、大名人のひふみんこと加藤一二三九段の得意戦法としても有名ですね。

 なによりも将棋は、「序盤」「中盤」「終盤」に分かれてそれぞれ目標を持って指すことが大切です。

「序盤」は自分の駒を使いやすくしてあげること、「中盤」は飛車を成ったり、相手の駒を取って戦力を増やすこと、「終盤」は相手の玉をいち早く捕まえることを考えます。

「序盤」は棒銀など形を知ること、「中盤」は詰飛車、手筋などを知ること、「終盤」は詰将棋が有効になってきます。

 さすがに、その日のうちに棋力がワンランク向上するお手軽な方法はないが、こうしたアドバイスを愚直に実行することで、上手くなってゆくのは確かだ。通勤時など隙間時間も活用して、ちょっとずつでも腕を上げていこう。

石田直裕さん プロフィール
1988年生まれ、北海道名寄市出身。2001年6級で所司和晴七段門、2012年にプロ棋士となり、2014年第4期加古川青流戦優勝、2016年第47期新人王戦準優勝、2017年五段昇段。対局と普及の二刀流で活動中。強気な攻め、強気な受けが特徴。地元北海道の教室や荒川こども将棋教室、レディースセミナー、津田沼や青砥の一門教室で講師を務めている。著書には『史上初の詰飛車問題集』のほか、『角交換四間飛車破り 必勝ガイド』、『穴熊囲いを極める77の手筋』(いずれもマイナビ出版)がある。

タカ大丸さん プロフィール
1979年福岡生まれ、岡山育ち。ニューヨーク州立大学ポツダム校とテル・アヴィヴ大学で学び、英語同時通訳・スペイン語翻訳者で韓国ドラマの字幕製作も手がけるポリグロット(多言語話者)としてジャーナリスト活動も行う。訳書には12万部のベストセラー『ジョコビッチの生まれ変わる食事』(三五館)など多数。

文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)

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