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2018.05.13

ペットなしの家で育つとストレスに弱くなる!?子どもの成長期に潜む3つのリスク

 子どもを持つ親ならば将来の我が子が持てる力を存分に発揮してもらいたいと願うものだろう。最新の研究では、子どもの健やかな発育において留意すべきいくつかのポイントが指摘されている。

■都市でペットなしの家で育つとストレスに弱くなる!?

 自然に囲まれた環境で幼少時を過ごすことは、子どもの発育に多大なメリットを及ぼすことがあらためて指摘されている。

 ドイツ・ウルム大学とコロラド大学ボルダー校の合同研究チームが先日、「米国科学アカデミー紀要」で発表した研究は、乳幼児期の衛生環境の過剰な改善がアレルギー疾患の増加を招いているのではないかという衛生仮説(hygiene hypothesis)を支持するものになっている。

 研究チームは20歳から40歳の40人の健康なドイツ人男性を対象に実験を行なった。参加者の半数は家業が養畜業などの家畜のいる環境で育った者で、もう半数は大都市でペットのいない環境で育った者であった。

 実験でそれぞれの参加者は無表情の観衆を前に、制限時間内で難しい数学の問題を解く課題に取り組んだ。そしてこの課題を行なう5分前、課題を終えた15分後、60分後、90分後、120分後にそれぞれ唾液と血液の検査が行なわれた。つまりは他者の目に晒された状態で難しい課題に挑むというストレスフルな体験への耐性と回復力を検証する実験である。

Science Daily」より

 収集したデータを分析した結果、大都市でペットなし育ったグループは課題終了後に血中の末梢血単核細胞(PBMC)のレベルが著しく高まっていることが判明した。加えて時間の経過による回復が遅いことも分かった。これは身体の炎症反応が高まっているからで、強いストレスを感じていることになる。

 一方、家畜のいる環境で育ったグループは課題終了後の炎症反応は軽微で、その後の回復も早いことが明らかになった。つまりストレス耐性が高いのである。

 研究チームは幼少時に接触した菌や微生物の種類の多さがストレス耐性の鍵を握っていると説明しており、大都市でペットのいない環境で育った子どもは晒されてきた微生物の種類が少ないため、ストレスを受けると免疫系が過剰に反応してしまうことを指摘している。この過剰な炎症反応はメンタルの健康にもネガティブに作用してうつなどの原因にもなるということだ。世の親は我が子に自然に触れさせる機会をなるべく多く持たせ、条件が許せばペットを飼うことも検討すべきなのかもしれない。

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