人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ネットにつながって体調管理もできる!?進化するコンタクトレンズ

2018.05.12

■コンタクトレンズは目に入れるIoTデバイスになる

さらにユニバーサルビュー社では「スマートコンタクトレンズ」と呼ばれる、目の中に入れて使うIoTデバイスとも言える最新技術を取り入れたコンタクトレンズの開発にも取り組んでいます。コンタクトレンズの内側に小型のセンサーやバッテリーなどを埋め込んで、Bluetoothなどを経由してスマートフォンやパソコンと情報を共有するという技術で、電導インクの登場や回路の小型化により実用化の可能性が高まっています。

ユニバーサルビュー社が開発しているスマートコンタクトレンズの仕組み。

スマートコンタクトレンズそのものは、数年前からアメリカの大学やGoogle、サムスン、ソニーらが取り組みを発表していて、すでにプロトタイプも発表されていますが、ユニバーサルビュー社も製品化に必要なマイコンや制御回路といった基本技術を開発済みで、先日開催された医療機器関連の展示会「メドテック ジャパン」ではプロトタイプを展示公開しています。特に医療器棋界初メーカーとしてスマートコンタクトレンズを安全に使えるハードウェアやプラットフォームの開発に力を入れていて、そのための素材や各種部品の小型化などを2020年までに行うことを目指しています。

スマートコンタクトレンズはすでにプロトタイプが開発されている。

スマートコンタクトレンズは医療からエンターティンメントまで幅広い領域に対応できますが、たとえば医療分野では涙の成分をセンサーで分析して血糖値や緑内障、肝臓の病気、さらにはガンが検出できるようにする研究が進められています。他にも、ディスプレイを搭載して情報を表示したり、カメラを埋め込んでまばたきをするだけで撮影したり、VRやARで使われているヘッドマウントディスプレイ代わりにするといったアイデアも研究されていますが、それらの機能をコンタクトレンズサイズに小型化する技術もさることながら、プライバシーへの配慮や目に影響がないかといった課題があるため、実用化にはもう少し時間がかかりそうです。

いずれにしても、コンタクトレンズはこれからまだまだ製品として進化するのは間違いなさそうで、鍵やクレジットカード、パスポートなどの認証用デバイスとして、あるいは視線入力といったもう少し応用がしやすそうなところから実用化が始まるかもしれません。

文/野々下 裕子
フリーランスのライターとしてデジタル業界を中心に、国内外の展示イベント取材やインタビュー記事を執筆するほか、本の出版(電子書籍含む)企画、編集、執筆などを手掛ける。注目分野はロボティクス、AI、自動運転自動車、デジタルヘルス、ウェアラブルほか多数。https://twitter.com/younos

新型コロナウイルス対策、在宅ライフを改善するヒントはこちら

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2021年5月13日(木) 発売

DIME最新号の特別付録は「LEDライティングボード」! 特集は「超進化形スポーツギア」、「コストコ&業務スーパー完全攻略」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 10401024号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。