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入社の難易度と社員の仕事力は比例するのか?

2018.05.10

■周囲を否定し、批判をする

「否定のための否定」をするが、その理由があいまいで、要領を得ない。周囲がだめで、自分のほうがいかに優秀であるかを誇示しようとする。周囲は、劣等感を満たすためのはけ口に私には見えた。周りよりも優位であると知らせしめたいのだろうが、それを裏付けるものがない。だから、執拗に否定をする。「自分はAグループなのだが、運が悪く、Bグループがいる。だから、レベルが低い連中に合わせなければいけない」。こんなことを言いたいようだった。

 誰もが、自分を受け入れる範囲でしか、周りを受け入れることができない。BやCグループの人は自分を受け入れるふところが狭い。自分を許すことができないから、周りの人を認めることができない。つまり、自分との折り合いがつかないし、つけることができない。だから、行き詰まる。

 本来は、自分はBやCグループの人材であり、そのレベルの力なのだと認めれば、不満や焦りは早いうちに消えていく。周囲のことも認めることができる。そこから、好循環サイクルに入る。しかし、しようとしない。

■自分への評価や扱いに敏感

 強烈な劣等感を持っているから、自分への評価や扱い、序列に極めて敏感である。昇進や昇格には、激しく反応する。会社や上司を徹底して批判・否定している割には、「認めてほしい」という承認の欲求が強い。昇格が同世代よりも早いと、たいへんな優越感に浸る。一方で、昇格が遅れると、上司を逆恨みする。世間が決めた序列や価値観に常に従い、自分で自分の値打ちを決めようとしない。常に他人の目を警戒し、よく思われたいと願っているようだった。

 ここまで紹介した特徴は、B、Cグループの8人全員ではなく、その半数ほどに顕著に見られたものである。実は、国家資格の有資格者にもこれに近いものがあると私は見ている。難易度を私なりにとらえると、Aグループが、弁護士や司法書士、公認会計士、Bグループが税理士、不動産鑑定士、Cグループが社会保険労務士などである。社会保険労務士を取材すると、劣等感が強いと感じることが多い。

 中には、弁護士のことを何度も批判する人もいる。かつて司法試験突破を目指していたが、受からなかったようだ。自分のことを「弁護士・社労士」と名乗る人もいる。弁護士と社会保険労務士は同レベルと言いたいようだった。そこに根強いコンプレックスを持っているように私には見えた。一方で、弁護士の平均年収をはるかに上回るほどに稼ぐ人もいる。こういう人を私は知っているだけに、必要以上に世間が決めた序列や価値観に影響を受け、自分を見失う人を惜しいと思う。自分を受け入れることは苦しいことかもしれないが、大切ではないだろうか。

文/吉田典史

■連載/あるあるビジネス処方箋

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