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2018.05.10

入社の難易度と社員の仕事力は比例するのか?

■連載/あるあるビジネス処方箋

 前回「入社の難易度と社員の仕事力は比例する?」に続いて今回も、新卒時の入社の難易度と人材の質との関係について、私の考えを紹介したい。

 この半年ほど、全国紙や出版社の雑誌などで取材し、12本の記事を書いた。12本は、それぞれ違う会社の編集者だった。12人の仕事力のレベルは、その会社の新卒時の入社の難易度にほぼ比例していた。この場合の「入社の難易度」はエントリー者数に対しての内定者数、筆記試験問題のレベルや面接の回数などをもとにする。12人の編集者がいる全国紙・出版社は主に次の難易度にわけられる。

 この難易度を切り口に、担当編集者の仕事力をとらえると、特徴があることに気づく。これは、ほかの業界にもおおむね該当することではないか、と思う。就職するときや転職活動などの際に参考にしていただきたい。

■Aグループ 4社

いわゆる「一流」といわれる会社で、12社のうち全国紙2社と、出版社2社が該当する。全国紙2社の編集記者職へのエントリー者数は30年以上前から3000~8000人を毎年超えている。1年につき、平均20~30数人入社する。出版社2社は一流の総合出版社で、毎年、全国紙を上回るほどのエントリー者がいて、倍率は相当に高い。

■Bグループ 5社

すべて出版社。社名は業界内でそこそこに有名だが、採用力は低い。エントリー者数が毎年1000人以下で、10~40人が入社する。経営難で毎年、新卒採用することはできない時期が過去にはあった。定着率は高い、とは言い難い。

■Cグループ 3社

すべて出版社。毎年の新卒採用はしていない。ごくまれに採用をするが、5年以内にほとんどが辞めていく。

 Aグループの4人に共通していた特徴は、前回に紹介した。今回は、B、Cグループの8人に見られる傾向を分析したい。あくまで「傾向」であり、8人全員に該当しているわけではない。一部に例外の人もいて、その人たちはAグループの社員に近い仕事の仕方などをする。

■自分を高く評価しすぎ

 自分のことをワンランク上の人材として見ているフシがある。Bグループの人はAグループとして、Cグループの人はBグループの人材としてとらえることが多い。しかし、AとB、Cとの間には大きな差がある。むしろ、BはCに近い。Cは、Cのままである。BやCの人はやや自信過剰な一面があり、広い視野で自分の力を客観的に見つめることができない可能性が高い。

 自分の要求水準(求めるもの)と、現実との間に大きな隔たりがあり、焦りや苛立ち、不満を感じているようにも見えた。「自分はAの人材」というあるべき姿に固執するあまり、現在の自分を受け入れることができないようでもあった。「俺は、こんな会社で終わりたくない」と思うものの、そこを抜け出す力や実績がない。ますます不満を抱え、劣等感を持ち、自信を持てなくなる。そこで上司や同僚、部署や会社を否定しているようでもあった。

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