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ホテルの接客をロボットが行なう時代はやってくるのか?(2018.05.16)

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■連載/阿部純子のトレンド探検隊

◆石黒教授×サイバーエージェント×東急不動産HDの共同研究プロジェクト

 昨年4月に大阪大学基礎工学研究科・石黒浩教授とサイバーエージェントが産学連携した「先端知能システム共同研究講座」が発足し、東急不動産ホールディングスを含めた3者の共同研究プロジェクト「ホテルにおける人型ロボットを活用した実証実験」が3~4月に実施された。

 ヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多くのロボット開発を手掛けてきた石黒教授は、人間型ロボットに支援されるロボット社会の実現を目指し、実生活で活動するロボットの研究開発を進めている。2社の協力を得て進行しているプロジェクトがホテルのロボットで、実証実験は今年2月にオープンした最新ホテル「東急ステイ高輪」で行われ、その結果が石黒教授より発表された。

「対話を通じていろいろなサービスができる小さなロボットは幅広く使うことができる。インターネット、SNSと均一で広範囲な情報配信から、今後はローカルな実世界での人と人の関わりあいから生まれる情報=ローカライゼ―ションがクローズアップされ、それをサポートするのがロボットではないかと思う。スマホではできなかった人間の存在感を活かした新しい情報メディアが広がる。

 ホテルのロボットに注目したポイントは、プライバシーを守りながらコミュニケーションが楽しめる、プライバシーを保ちながら温かみを感じるサービスを提供できる、ネット検索と違い、欲しい情報をその場ですぐに提供できるということ。

 ホテルの空間は心身を休める場所であり、家に帰ったようなくつろぎを求めるため、そこに人がウロウロしているのは好まれない。ホテルの廊下で声を掛けられるのは気まずいが、ロボットだったらそれが起こらない。ロボットの存在感は人間ほど強くないのでプライバシーの侵害を感じずコミュニケーションできる。さらに部屋の中にいてもホスピタリティのあるサービスを提供するのはロボットしかできないだろう」(石黒教授)

「スマートフォンの次に来るのが、ロボットの接客対応やAIスピーカーといった日常生活にあるものとのコミュニケーションだと思っている。情報のローカライゼーションのひとつがロボット事業であり、R&D的な取り組みを強化して国際的な競争力を高めたい」(サイバーエージェント 内藤貴仁 上級執行役員)

「人のサービスがいたらないところをロボットに助けてもらい、おもてなしをもっと進化させることが、今回のプロジェクトで我々がもっとも期待しているところ」(東急不動産R&Dセンター 山内智孝 副センター長)

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