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2018.05.06

空力性能から土木技術まで!先端技術のふるさとJR東海 小牧 総合技術本部 技術開発部に潜入

前編はこちら

高速鉄道の高頻度運転を世界最高水準で実現し続けている東海道新幹線。それらを支える様々な先端技術を開発し続けているのが愛知県小牧市にある「JR東海 小牧 総合技術本部 技術開発部」だ。秘密のベールに包まれている実験施設に今回大潜入!前編に続き、実験施設の中でも最大の特徴である大型試験装置の公開レポートを鉄道写真家のムラカミがお届けしよう!

小牧 総合技術本部 技術開発部の研究棟。

4:低騒音風洞

新幹線といえばそのスタイリッシュな先頭形状が特徴だ。2018年3月に登場したN700SはこれまでのN700Aを踏襲しながらも新形状「デュアル スプリーム ウィング形」を採用。この形状を生み出した設備がこの低騒音風洞だ。新幹線の先頭形状は主に空気抵抗やトンネル突入時の騒音を軽減することを目的に設計される。この風洞では実車の先頭形状と同じ形状の模型を製作し、空気の流れや騒音を実測することができる。ちなみに「低騒音」というのは風洞実験時に対象物(車体の模型)から発生する騒音(これを暗騒音と呼ぶ)が低いことを意味している。実際に試験室に入ると、音楽スタジオをさらに強化したような部屋の設計になっており、会話の声も吸音されるような環境だ。現場で解説にあたる技術開発部足立さんは「もともと高い性能を持っていたN700系の先頭形状ですが騒音を可視化したグラフだとまだ改善すべき箇所がありました。そこでN700Sではこちらの施設を用いて更なる静音性と最後部になった際の空気の流れがよりスムーズになるような先頭形状へと進化させました」と説明してくれた。

「上のN700には高騒音の部分(右グラフ上の黄色部分)が残るのに対し、下のN700Sではより低いレベルのオレンジで留まっています」と解説する足立さん。

風洞内にあるのはN700Sの先頭形状模型。最大で時速350km時の風速を作り出すことができる。

この日はN700Sの営業最高時速である300km相当を再現。

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