
ミラーレス一眼に搭載された各メーカーの注目機能の数々。人物、鉄道、星景、風景……。気鋭の写真家たちが各々が得意とする作例を撮り下ろした!
鉄道写真家が時速270kmの新幹線をピタリと停車!?
フル画素で約20コマ/秒!「超高速AF追従モード」の快感
MF中心だった鉄道写真に超高速AFと4Kフォトが登場。速すぎて、追い切れなかった新幹線にも手が届く。これならプロでも困難だった雄姿がバッチリ撮れる!?
◎世界最速AFが見えない瞬間を高速連写する
LUMIXといえば4Kフォト。動画機能を応用して超高速連写を実現。しかし、その上をいく機能を備えるのが『G9 PRO』だ。
フル画素のままでAFを追従で約20コマ/秒を実現。4Kフォトであれば約60コマ/秒で600枚以上の連写に対応する。これを待っていたのが鉄道写真家である。超高速で走る新幹線の撮影も楽になったに違いない。
その一方で撮れすぎて写真のセレクトが大変そうである。
「撮影後の画像は1枚ずつ選ばなくても、任意の5秒間から生成できます。新幹線のように速い被写体なら、5秒でかなり進むので十分です。できれば2秒モードが欲しいですね」(杉山さん)
フル画素から4Kまで用途で選べる超高速連写。被写体に合わせてカスタマイズ可能な最速、約0.04秒のAF。動きに強いミラーレスなら『G9 PRO』である。
■多機能を凝縮したハイエンドモデル
パナソニック『LUMIX G9 PRO』オープン価格(実勢価格約22万6000円〈ボディーのみ〉)
AF追従で20コマ/秒の高速連写、ボディー内手ブレ補正機能は6.5段分、EVFは約368万ドットで倍率0.83倍とライバルを寄せ付けないハイスペック。ボディーも小さすぎず持ちやすい。
サイズ:約幅136.9×高さ97.3×奥行き91.6mm、約658g
撮影素子:フォーサーズ/約2033万画素
EVF:約368万画素/0.83倍
液晶モニター:3型/約104万ドット/チルト式
手ブレ補正機能:撮像素子シフト方式、5軸補正
Wi-Fi & Bluetooth:Wi-Fi、Bluetooth対応
前後ダイヤルで快適操作
グリップの前後に2個のダイヤルを搭載。撮影モードに応じて自動的に機能が切り替わり素早い操作ができる。
親指だけでAFエリアを選択
ジョイスティックを親指で倒した方向にフォーカスエリアが移動。液晶モニターのタッチAFと状況に応じて使い分けられる。
《こんな人にオススメ》
一眼レフを使っていて、もう1台欲しい人にオススメ。操作系は一眼レフに似ていて鉄道写真に欠かせない高速連写性能もピカイチ!