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2018.04.30

往年の三菱らしさを体現したSUV『エクリプス クロス』の完成度

■連載/金子浩久のEクルマ、Aクルマ

 三菱自動車から新たに登場したコンパクトSUV『エクリプス クロス』。ルーフの後半部分を大胆に傾斜させ、テールゲートのガラスウインドウの中央で左右のテールライトをつなげるガーニッシュを渡すなど、大胆なスタイルが個性的だ。このクラスとその周辺のSUVは現在、国内外メーカーから新型車が続々と投入されているが、『エクリプス クロス』は、三菱らしいキャラクターを発揮している。スタイルは独特だが、走りっぷりは中庸を得たバランスの取れたもので、誰にでも乗りやすいものに仕上がっていた。

■機械として優れているか ★★★★(★5つが最高点)

 エンジンは最高出力150馬力と最大トルク24.5kgmを発生する1.5L、4気筒だが、チカラ不足を感じることはなく、上りが続く山道でも加速力は十分だった。トランスミッションはCVTという無段変速タイプで、滑るような加速感が半ば宿命付けられた仕組みなのだが、そのクセも良く抑えられている。

「S-AWC」というデバイスによって、走行モードを「AUTO」「SNOW」「GRAVEL」と3種類に切り替えることができて、日常的な乗り方ならばほとんど「AUTO」でこと足りる。短い距離だが未舗装の道も「GRAVEL」モードで走った。エンジンのアクセルレスポンスや変速パターンの違いは体感できたが、駆動力配分の違いを感じ取れるまで乗ることはできなかった。

 しかし「AUTO」モードでも「GRAVEL」モードでも、乗り心地はマイルドで、ハンドリングもクイック過ぎることなく、静粛性も高く、運転しやすく、快適だった。「走る、曲がる、止まる」という走行に関わる基本性能がどれも高く、真面目にユーザーのことを考えて造られている。斬新なスタイリングとの兼ね合いもあるのだろうが、リアドアの下縁が狭く、後席への出入りが窮屈なところが残念なところだ。大胆な造形と利便性を両立させるためには絶対的なサイズがどうしても必要となってくるわけで、その点で『エクリプス クロス』は二兎を追ってしまったのかもしれない。

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