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適度な不安や懸念が仕事のパフォーマンスを向上させる!?

2018.05.07

■「ファ●ク」を連発する人はボキャブラリーが豊かで表現力に優れていた

 ネガティブな言葉の代表格と言えば「ファ●ク」や「シ●ト」、日本語ならさしずめ「クソッ」、「ちくしょう」といった悪態の言葉の数々だ。アメリカのドラマを見れば、ある種の登場人物からこうした言葉が連発する光景を目の当たりにするが、その人物のファンでもない限りは総じて良い印象を受けることはないだろう。

 そして何かにつけてこの種の言葉を口にする人物はボキャブラリーが貧困で頭が悪いのではないかという疑惑が生じても不思議ではない。しかし驚くべきことに、こうした悪態の言葉を頻繁に口にする人物は、イメージに反してボキャブラリーが豊かで言語運用能力に優れていることが2014年の研究で報告されている。

 アメリカのマリストカレッジとマサチューセッツ・カレッジ・オブ・リベラル・アーツの合同研究チームの最初の実験では、18歳から22歳の43人(男性13名、女性30名)に対して、60秒間の間にできるだけ多くの悪態の言葉を口にしてもらった。各人のスコアを記録した後、同じように今度は60秒間でできるだけ多くの動物の名前を口にしてもらった。そして最後に言語表現の流暢度を測定するテスト(FAS)を受けてもらった。

Science Alert」より

 2回目の実験では、18歳から22歳の49人(男性15名、女性34名)に対して、今度は筆記で60秒以内に悪態の言葉をできる限りたくさん記してもらった。続いて動物の名前も60秒間でできる限り多く筆記してもらい、最後は同じようにFASテストを受けてもらった。

 収集したデータを分析した結果、口頭であれ筆記であれ悪態の言葉を多く表現できたものほど、全体的な言語運用能力が高い顕著な傾向が浮き彫りになった。表向きはタブーとされている“四文字言葉”を躊躇なく表現できる性格特性と、言語流暢性との間にポジティブな関係があると結論づけられたのだ。

「頻繁な“四文字言葉”は、ボキャブラリーの貧困さをカバーするというよりもむしろ、優れた言語運用能力の指標と考えたほうがよさそうです」(研究論文より)

 さらに悪態の言葉を多用する人物は、言葉の微妙なニュアンスの違いを使い分けていて、表現力も豊かであるということだ。

 もちろん実験参加者も少なく、制限のある研究結果にはなるが、頻繁にネガティブな悪態をつく人物ほど実は知的であるとすればなかなか興味深い話題である。だからといって、公の場で品格を疑われる言動はくれぐれも避けたいのものだが……。

文/仲田しんじ

フリーライター。海外ニュースからゲーム情報、アダルトネタまで守備範囲は広い。つい放置しがちなツイッターは @nakata66shinji

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