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2018.04.29

「顔で選ぶ」「ステレオタイプ」政治的保守派に見られる2つの傾向

“政治的無関心”は主に若者に向けられた言葉だが、本当に若者は政治への関心が希薄なのだろうか。大逆転劇が繰り広げられた2016年11月の米大統領選の選挙直前から選挙当日、そして選挙後の若者のストレスレベルを調べた興味深い研究が報告されている。

■トランプの当選で多くの若者がストレス感じ気分が落ち込む

 学校生活や友人関係が主要な関心事である若者に政治、特に国政が身近に感じられないのもある意味では自然なことだろう。若者の政治的無関心が折に触れて問題視されるが、大統領選などの政治的ビッグイベントがどれほど若者に影響を及ぼしているかを探った研究が報告されている。

 米・ニューヨークのフォーダム大学の研究チームは、18歳〜25歳の若者286人を対象に大統領選挙日を挟んで前後2日間、つまり2016年11月6日から10日までの心身の健康状態と、唾液に含まれるコルチゾールのレベルのデータを収集して分析した。コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれ、ストレスを受けると分泌量が増える。調査では唾液のチェックは1日3回行なわれた。

 調査の対象となった若者はニューヨークとアリゾナ州から集められ、ヒラリー支持者は68%、トランプ支持者は18%、7%がサードパーティー支持者であった。結果的に実験に参加した若者の7割が多かれ少なかれ大統領選で失望を味わったことになる。

PsyPost」より

 収集したデータを分析した結果、いくつかの興味深い事実が浮き彫りになった。

 選挙の2日前から全体的にネガティブな気分になっていることが示され、選挙当日に最も気分が落ち込んでいる。最もネガティブな気分になったグループ属性は女性とマイノリティであった。

 そしてトランプを支持していない多くの若者のコルチゾールレベルはトランプの当選後の2日間、顕著に高まっていたことが判明した。つまりトランプの当選で多くの若者がストレス感じ気分の落ち込みを体験したことになる。

「若者はストレス発生源は日々の生活の中での身近で個人的な問題であると考えがちですが、大統領選のようなマクロレベルの出来事が若者の心身の健康に影響を与えている可能性があります」と研究チームのリンジィ・ホイテ助教授は心理学系メディア「PsyPost」に話している。

 普段は政治に無関心な若者であるにせよ、国家の行く末を左右するような政治的ビッグイベントにはそれなりに敏感に反応していることになる。もちろん今回の研究は若者の居住地域が2ヵ所と少なく、また7割が民主党支持という偏りのあるサンプルにはなるが、若者もまた大人たちの政治の世界からいろんなことを感じ取っていることにが示唆されることになった。確かに社会に暮らす我々は皆、親や大人を見て育ってきているだろう。

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