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2018.05.13

他人事ではすまされない!?産業医が教える5月病の傾向と対策

新生活もひと段落した今の時期、「会社に行きたくない」と強く思う人が急増。無理して仕事に行き続けると、出社できなくなる人もいます。これを「5月病」と一般的に言われていますが、なぜそうなってしまうのでしょうか。産業医として複数の企業で働く人の健康をサポートしている医師・松永芳径先生に原因と対策を伺いました。

■5月病の原因は「不適応」

「ビジネスパーソンの健康について、8年ほど関わっていますが、この時期、身体がだるくなって,何かやるにしてもやる気が出なくなる人が増えます。この原因を一言で言うと、職場での『不適応』です」(松永先生 以下「」内同)

松永先生は、5月に心身の不調を発する原因は、「ボールに例えるとわかりやすいですよ」と言います。

「4月は新しい環境(職場)へ適応する努力が求められる時期です。部署を異動し仕事内容が変わったり、新しい上司になったり、昇格し新しい部下のマネージメントまでが自分の仕事になったり、今までとは異なる環境の変化や要求に応えようと、努力する時期です。このときの状態をイメージすると、ボールが周囲から押され環境に合わせて凹んでいる状態です」

しかし、5月は無理がたたりその代償として心身ともに症状が現れる時期だといいます。

「4月からの1か月間、一生懸命努力して仕事に適応しようと働いたが、かなり無理をしたため、様々な身体と心の症状が出現します。ボールが周囲から押され続けて固まってしまい、歪んだ箇所にヒビが出現している状態をイメージしてください」

頑張りすぎる人は、このヒビに気が付かず、倦怠感や不調を見なかったことにして働き続け、やがて破裂してしまう。そうならないために、どうすればいいかセルフチェック方法を教えていただきました。

■もしかして5月病かも……セルフチェックシート

□朝目覚めても出社するのが億劫で布団の中にいる時間が長くなる
□いくら寝ても疲労感が取れない
□夜、頭が冴えて寝つけない。または夜間に何度も目が覚めてしまう
□悪夢を見る日が続き、眠りが浅い(仕事や上司についての夢を見る)
□食欲が落ち食事の回数が減ってしまう。もしくは逆に食べ過ぎてしまう
□職場へ行くことを考えるだけで極度に緊張し、不安や恐怖を感じる
□出社時に、職場が近づくと動悸がしたり、息苦しくなる
上記7つのチェックシートに、3個以上当てはまった人は要注意。特に質問6、7にチェックを入れた人は、会社に産業医がいる人は、相談を。いないなら心療内科などの専門医の受診をおすすめします。

「朝起きることが出来なくなった、夜眠れない日が続いている、職場へ行くと身体や心の症状が強くなるなど症状が出たら、すぐに心療内科や精神科へ受診することをオススメします。これらを無視し続けると、休職に至る可能性があります。出社する気はあるのに、身体が動かくなり途中下車してしまうなど回避行動が見られる場合も症状として重いですね」

病院へ行って、症状を緩和し、薬などを内服するだけでは、問題の解決につながらないと言います。

「症状がよくなったと、内服して症状がよくなったと、余計に無理した働き方をして結果的に悪化させてしまうようなケースがあります。職場への不適応の原因は、職場と本人の能力特性にあるのです。職場側の要因としては、仕事の量や質の変化、職位の変化、人間関係の変化など明らかな原因が存在します。職場でのご自身の働き方や仕事上悩んでいる問題を解決しないと、なかなか治らず、症状が持続してしまいます。実際、精神科の外来では、配置転換を行い職場が変わるだけで、薬を内服せずとも症状が消失するケースがほとんどです」

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