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2018.05.17

ゲノム編集の進歩を一気に加速させた技術「CRISPR/Cas9」とは?

 養食しやすいマグロや毒素を作らないジャガイモといった食材が食卓を彩る日が間近に迫っている。これを可能にしているのが、ゲノム編集だ。これは配列が切れると自動的に修復を行なう細胞の特性を利用した技術で、遺伝子情報を書き換えることで、生物の性質を変化させるというもの。この時、任意のDNAを標的化し、配列を切断する酵素を誘導する役割を果たすのが、編集ツールだ。その中でも従来に比べ、扱いやすくカスタム化も容易な「CRISPR/Cas9(クリスパー キャスナイン)」という新しい編集ツールが注目を集めている。

「育種の分野では品種改良、水産では遺伝子機能の解析ツールとして。環境分野では、侵略的外来生物に着目。日本では魚、海外ではほ乳類など、生態系への影響が懸念される外来生物の増殖を防ぐ研究が行なわれています」(水産研究・教育機構・岡本裕之さん)

 遺伝子組み換え作物との違いはどこにあるのか?

「自然界の突然変異と近い形で、狙いどおりに生物の性質が変えられます」(くらしとバイオプラザ21)

 すでにゲノム編集された食物に関する府省連携プロジェクトも始動している。食の未来に変革が訪れそうだ。

〈DIMEの読み〉
新しい食物の研究が加速する一方で、古来種の絶滅が危惧されている。ゲノム編集技術によって、古来種が再生できれば、世界的な原種野菜ブームへと連鎖しそうだ。

品種Dが持つ特定の遺伝子情報だけを狙って切断するパーツ(ハサミ遺伝子)を導入

品種Dが持つ特定の遺伝子情報だけを狙って切断するパーツ(ハサミ遺伝子)を導入。病気に弱い性質を除去することで、病気に強い品種に生まれ変わる。これがゲノム編集の流れだ。

文/編集部

※記事内のデータ等については取材時のものです。

 

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