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ハイレゾ音源を最高レベルの音質で楽しむテクニック13

2018.04.18

高音質の音楽が楽しめることで人気となっているハイレゾですが、プレーヤーやスピーカーなど、機材次第で音質がガラリと変わってきます。すでにハイレゾを楽しんでいる人も、ハイレゾ未体験の人も@DIMEの記事で勉強してワンランク上のハイレゾ体験をしませんか?ただし、オーディオ沼にハマっても責任はとれません…。

 

マルチとガチ勝負!シングル一直線のDITA『Dream』はおそるべき超高解像度なり

私が最近、ヘッドフォン祭やポタフェスを取材して疑問に思うのは、BA型マルチドライバーは、そんなにドライバーの数を増やしてメリットがあるのかということ。もともとBA型は補聴器用に設計されたユニットなので、レンジが狭く、これを2Way化することで音楽用にしたのは素晴らしいアイデアだと思う。よりワイドレンジにするために3Way化、そして低音の量感を出すためにBASSを2ドライバー化して3Way4ドライバーぐらいまでは理解できるが、これが8ドライバーとか12ドライバーまでいくと位相管理の面でかなり不利になり、レンジは広がっても音場感は悪くなるのではと思ってしまう。これに対してダイナミック型はフルレンジ一発である。スピーカーと違ってイヤホンは鼓膜のすぐ近くで音を出すため振動板が小口径でも充分に低音が出せる。つまりダイナミック型ならシングルドライバーでワイドレンジを実現できる。これはヘッドホンにも言えることだ。最近は高域はBA型、中低域はダイナミック型というハイブリッド型も増えてきた。解像度の高いBA型と量感の出せるダイナミック型の低域を合わせていいとこ取りを狙うのだが、形式が違うので音のつながりが難しいという弱点もある。

 

真鍮製ハウジングで金管の音を再現した世界限定150セット『DITA Brass』の魅力

DITAは新進気鋭のイヤホンメーカーである。製品はANSWERと呼ばれるシリーズしかない。どのモデルもダイナミック型のシングルドライバーを使い、ハウジングの素材、ケーブルの素材、カラーとバランス接続かアンバランス接続かの違いで5モデルがある。今回は最新モデルにして世界限定150セットの『DITA Brass』(直販価格13万9980円・税込)の魅力に迫る。

 

1000万円超のオーディオシステムに負けないAstell&Kernの携帯音楽プレイヤー『KANN』

 携帯音楽プレイヤーの人気ブランドAstell&Kernは新たなハイレゾ対応の携帯音楽プレイヤー「KANN」を発売した。発表会に登壇したAstell&Kernを展開するアイリバーのジェームス・リーCEOは、「KANN」というプレイヤーの名称はAstell&Kernのブランド名と同じくドイツ語で、英語の”CAN”という意味だと説明する。1台で何でもできるプレイヤーとしての意味がこめられており、日本の友人たちのフィードバックを元に作られ、開発が進められたという。

 1000万円超のオーディオシステムにも屈しない実力を発揮し、しかもポータブルプレイヤーとしても優れる「KANN」の最新情報をご紹介しよう。

 

ティアックの全部入りDAC内蔵プリメインアンプ『AI-503』で始めるハイレゾ生活

オーディオのコンポはどんどん分離する傾向にある。そもそもコンポーネントの意味が部品、構成要素であるからして、プリアンプ、パワーアンプ、DACと分かれていくのは仕方がないことだ。しかし、どんな物事にもメリットとデメリットがあるわけで、特にDACについては意見が分かれている。ハイエンドの世界でもクロックとDACをセパレート化した方がいいのか、一体型にして最短距離にした方がいいのかはメーカーによって結論が異なる。アナログプレーヤーがなくなり、DACのデジタルボリュームの高性能化が進むと、プリアンプの存在意義も薄れてくる。DAC内蔵デジタルプリアンプ+パワーアンプという考え方もある。また、スピーカー直前までフルデジタル伝送とか。従来はDACは進化が早いので独立させて他のコンポには内蔵しないという考え方が主流だったが、Technicsは単体DACを作らないというシステム構成を選択した。TEACもDAC内蔵プリメインアンプを作り続けいているメーカーだ。それどころかプリメンアンプに加えてネットワークプレーヤー機能とCDプレーヤーを内蔵した『NR-7CD』まで製品化している。確かに使う方からすればオールインワン型の方が便利である。集約することで音質的にもメリットがあるならさらに文句なしだ。

 

iFi-Audioの超ハイコスパDDC/DAC『nano iONE』の知られざる実力

最近、ラズパイばかりやってきたので、小さなコンポが気になるようになった。中でもがiFi-Audio『nano iONE』が気になる。その理由はDDC機能があるからだ。DACではなくDDC、すなわちデジタル・デジタル・コンバーターである。役割としてはUSB入力をS/PDIF出力に変換できる。何の役に立つのかと言えば、少し古いが高級なCDプレーヤーにはデジタル入力がある。RCA同軸とトスリンクの光入力のことが多い。DDCがあればPCやNASに入ったデジタル音源をこのCDプレーヤーに送って従来のシステムで再生できるのだ。私のようにUSB接続に懐疑的になって、Mac miniのUSB出力をなるべく早くS/PDIFに変換してDACと接続したいと思っている人にも最適。『nano iONE』はガルバニック・アイソレーションを採用しているので、PCから出たノイズを遮断してキレイな信号が送られると信じている。電源ノイズを抑えるANCも搭載しているのでACアダプタに気を使わなくてもいいだろう。

 

世界で唯一AMTドライバーを採用したoBravoのイヤホン『eamt-3a』

スピーカーにフルレンジ、2Way、3Wayがあるようにイヤホンにも再生する周波数によって複数のドライバーを使い分けるマルチウェイを採用したモデルがある。もともとはカスタムイヤモニターに使われるBA(バランスドアーマチュア)型ドライバーの再生周波数帯域が狭かったので、マルチWay化を余儀なくされたのが始まりである。イヤホンはスピーカーと違い耳の直近で音楽を再生するため、小口径のダイナミック型ドライバーでも充分に低域から高域まで再生できる。つまり基本はフルレンジで何の問題もない。異なる種類のドライバーを使った場合、ハイブリッド型イヤホンと呼ばれることもあり、その代表格がウーハーがダイナミック型でツイーターがBA型の2Way。低域をダイナミック型にまかせて、高域が得意なBA型と組み合わせるのだ。

 

次世代DACを搭載したOPPO『Sonica DAC』が奏でる100万円の音やいかに?

ハイレゾ関連機器で進化が最も早いのがDACである。DACに使われている心臓部のパーツ、DACチップが新しくなれば、対応できるフォーマットが増えたり、サンプリング周波数などが上がったり、デジタルフィルターの種類が増えたり、歪みが減ったりと、スペックや機能に大きな影響を与える部品であるからだ。最近ではAstell&Kern『AK380』にデュアルで搭載された旭化成エレクトロニクスのAK4490とか。もちろんDAC以外にも音色を左右する要素はいろいろあって同じDACを搭載してもTEAC『AI-503』はまた別の音色になっている。

 

重さ650gでバランス駆動対応!MASS-Koboの最強ポタアン『model404』

ポータブルオーディオ業界はちょっとしたバランス接続ブームである。Astell&Kernが完全バランス駆動をうたったことからハイエンドモデルならバランス対応という風潮が生まれた。バランス対応と言っても、ヘッドホンまたはイヤホンがバランス接続対応、その端子に対応したハイレゾプレーヤーまたはポタアンが必要になる。また厳密に言えばヘッドホンのグラウンドが独立して接続することでクロストークをなくすグラウンド分離タイプなのか、DAC、アンプが独立して±の信号を増幅して最後に足しているのか。アンプが2個なら出力は半分で済むのでスルーレートがよくなる。具体的には音の立ち上がりと立ち下がりが良くなって、アタック感などが変わってくる。

 

攻めてる解像感がたまらない!audio-opusの超軽量ハイレゾプレーヤー『OPUS#1S』

audio-opusは各社の高性能DACを搭載したバランス接続対応DAP(Digital audio Player)を番号順に製品化している。最初に登場したのが、Cirrus Logic/CS4398をデュアルで搭載したバランス対応の『OPUS#1』である。次にESS/ES9018K2Mをデュアルで搭載、USB/DAC機能、Wi-Fi及びBluetoothを搭載したハイエンドモデル『OPUS#2』が登場。そして、Burr-Brown/PCM1792Aを搭載した『OPUS#3』が発売された。次は『OPUS#4』と思ったのだが、予想に反してCirrus Logic/CS43198をデュアルで使った『OPUS#1S』が実勢価格約4万9680円(税込)で発売されたのだ。

 

音場補正でスピーカーの実力を100%引き出すELACのDAC内蔵プリメインアンプ『EA101EQ-G』

小型2Wayスピーカーが人気のELACは、コンパクトなプリメインアンプも作っている。これが普通のプリメインではないのだ。『EA101EQ-G』は192kHz/24bit対応のDACを内蔵、さらにDSPを搭載して、部屋の音場補正機能とメインスピーカーとサブウーハーのブレンド機能が使えるのだ。その手の機能はAVアンプでお馴染みだが、ピュアオーディオ用として搭載されているのは珍しい。さらに測定には専用マイクではなくアプリをインストールしたスマホのマイクを使う。これもユニークだ。それでは早速、自動音場補正機能「Auto Eq」の実力を拝見といこう。

 

こだわりのブラックボディーで大人の音が楽しめるiFiのDAC内蔵ヘッドホンアンプ『micro iDSD Black Label』

ブラックボディーには、プロ仕様のイメージがある。例えばプロカメラマンはブラックボディーの一眼レフカメラを使っているとか。銀塩カメラのNikonFシリーズも数字一桁のプロ機は断然ブラックボディーだ。F3以降はチタンを除いてブラックしか存在しない。撮影するときに目立ちたくない、カメラボディーが被写体に反射するのが困るなどの理由から、クロームシルバーより艶消しブラックが好まれた。プロ用のCanon F-1もブラックボディーのみ。LEICAもMシリーズはクロームボディーから始まり、M3、M2、M4にオリジナルのブラックペイントがわずかに存在しプロ仕様と呼ばれている。

 

4万円で手に入るアイ・オー・データの超小型ネットワークオーディオ用NAS『Soundgenic/HDL-RA2HF』はハイレゾの大型新人だ!

前回はIO DATAのネットワークオーディオ用NAS『Soundgenic』のSSD搭載モデル『RAHF-S1』を試聴したが、今回はHDD搭載モデルの『HDL-RA2HF』が借用できた。メーカーの説明によれば両者の違いはストレージのみとのことである。音質に違いがあるかどうかを信じるのはあなた次第なのだ。

とは言えSSDモデルはもう返却してしまい直接、比較試聴はできないため、今回はセッティングで高音質を追求している。安定化電源も使いたかったのだが、コネクターの形状が合わないため断念した。

 

オール手配線!サンバレーの真空管アンプキット『SV-S1616D/300B仕様』球転がし編

遂に完成したザ・キット屋のオリジナル、サンバレー『SV-S1616D/300B仕様キット』8万5320円(税・送料込)の真空管を差しかえて、その音色の違いを楽しむ球転がしをやってみたい。もともとも拙宅にあるオリジナルのWesternElectric「300B」を鳴らすためにこの真空管アンプを製作したのだから。

「300B」とくれば整流管は「274B」が定番なのだが、本機は「5AR4/GZ34」である。正確に言えば、ダイオードモジュールを採用しており、これを傍熱管の「5AR4」に差し替えられる仕様になっている。大橋店主に問い合わせたところ、直熱管の「5U4GB」に差し替えるのは、一般的にNGで最悪電源トランスが断線するとのこと。『SV-S1616D/300B仕様』は整流管のヒーター巻線が3Aあるため問題ないが、出力電圧が下がるので音色の変化が予想されるそうだ。また「274B」はコンデンサーインプット容量が10μF未満と低い値になり整流管の消耗が早くなるので基本NGとのこと。皆さんは整流管を使う場合は素直に「5AR4/GZ34」を選んでいただきたい。ただし、試聴に使った『PSVANE 274B』は「5U4G」と同じ仕様で作られた互換管である。外観は274Bで中身は5U4Gという整流管なので『SV-S1616D/300B仕様』に使っても問題はない。

 

構成/編集部

 

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