HDRの資質を根幹から引き出す
さまざまなHDR映像のポテンシャルを最大化する「Cinema HDR」を搭載。映画作品にも多く採用される「ドルビービジョン」をはじめ、「Advanced HDR by technicolor」「HDR10」「HLG」の4つの規格をあまさずサポートしている。同社独自のアルゴリズムで、シーンごとに本来あるべき輝きと色彩を与え、見違えるように鮮明でシネマティックな映像表現を可能にする。
ハリウッド映画の色彩を多数マネージメントするTechnicolor社と連携し、「Technicolorエキスパートモード」を搭載。オリジナル映像にきわめて近い画質を実現している。
表示可能な明暗の幅、ダイナミックレンジがさらに広大になった。通常のHDR液晶テレビが表示するダイナミックレンジは約14Stopsだが、有機ELの場合20Stops、さらにLGの有機EL テレビは21Stopsにも達する。圧倒的な表現力を誇る「暗」方向に加え、「明」方向にも約1Stop拡大され、たとえば夜の星から真昼の太陽まで、迫真のリアリティを実現している。
映像と共鳴する衝撃的なサウンド
鳥の鳴き声が頭上から聞こえ、そのまま背後へと飛び去ってゆく。車のエンジン音が右から左へと流れてゆく。「Dolby Atmos」は、さまざまなサウンドが周囲を自在に移動する、画期的なサウンド規格。スピーカーのチャンネルによる制限がなく、個々の音を3次元空間内の一点に配置でき、さらにそれらを自在にムーブさせることが可能だ。映像と調和しながら、上空を含むあらゆる方向から別の方向へと音が360度移動する、それはまさに最新の映画館の臨場感。映像世界の内側に座っているかのような没入体験が実現する。
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構成/編集部