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2018.04.12

企業にとって大規模な「創造的破壊」は必要か?


アクセンチュアでは、98の業種を20種類に大別した上で、「ディスラプタビリティ・インデックス」を使い、各業界の創造的破壊の段階を4つに分けて評価した。各段階の概要は次の通り。

長期安定期
創造的破壊が起き始めているものの、危機的な状態ではない。伝統的な企業は引き続き構造的な恩恵を享受し、安定した業績を上げている。自動車販売、アルコール飲料、総合化学品の業界を含む19%の企業が、この段階に分類される。

長期安定期に応じた戦略
長期安定期にいる企業は、既存事業を守るのではなく、改革することが重要。これは、中核事業でコストの最適化を追求しながら、主要な製品・サービスの提供価値を高めることを意味している。例えば、価格を下げるだけでなく、品質を向上させることが挙げられる。


不安定期
創造的破壊の進行は現時点で緩やかだが、高い人件費などの構造的な課題により、伝統的な企業は将来的に破壊の影響を受けやすい状態。保険、ヘルスケア、コンビニエンスストアの業界を含む19%の企業が、この段階に分類される。

不安定期に応じた戦略
不安定期にいる企業は、今後イノベーションを生み出していけるように、既存事業の生産性を高める必要がある。これによって、競合企業を含めて業界全体が競争力を高めることができる。例えば、固定資産への依存度を減らし、十分に活用されていない資産の収益化を図ることが挙げられる。

混乱期
環境の変化が激しく、従来の強みが弱みに変わりつつある状態。消費者向けテクノロジー、多角経営の銀行、広告、運輸サービスの業界を含む25%の企業が、この段階に分類される。

混乱期に応じた戦略
混乱期の企業は、大胆かつ的確に現状を変える以外に生き残る術がない。伝統的な企業は、中核事業を根本から変えつつ、新規事業の拡大を図る必要がある。しかし、方向転換を急ぎすぎると予算不足に陥りかねない一方で、動きが遅すぎると競争に負ける恐れもある。

発展期
新たな創造的破壊者が次々と現れ、破壊が頻発する状態。多くの場合、競争優位性は短期間しか持続しない。ソフトウエアプロバイダー、プラットフォームプロバイダー、通信、メディア、ハイテク、自動車製造の業界を含む37%の企業がこの段階に分類される。

発展期に応じた戦略
発展期の企業は、絶え間なくイノベーションを取り込む必要がある。例えば、中核事業に関して再活性化を図り、イノベーションを適用できる状態を作ることで、そこから生まれた製品・サービスで既存顧客のシェア拡大を図ったり、隣接する市場や未開拓市場に積極的に進出したりすることが挙げられる。

構成/編集部

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