■2日目
朝、目覚めて自室の窓から景色を眺める。薄いブルーの空色に反射した雪面、葉が落ちた木々。色が日本と違うと再確認する。
朝食をとりにレストランへ、バイキングを堪能。
出発時間にはまだ余裕があったので、外に散歩に出た。凍てつくような寒さが肌を刺す。しかし、事前に買った高いモモヒキが効いたので、そこまでの寒さではない。キチンと準備をしていけば、苦じゃない寒さである。
ウロウロしていて驚いたのは、自転車通勤をする人の多さ。かなりの雪が残っているのにも関わらず、自転車を飛ばす。
出発時間の9時となったので、待ち合わせ場所のエントランスへ。取材メンバーと合流し、「エルムフルト」のバス停に向かう。駅前広場はがらんどうとしており、我々以外誰もいない。貸切状態のバスに15分ほど乗り、イケア1号店IKEA Älmhultへ。
オープン時刻は9時半、その少し前に到着したのにも関わらず、もう客がチラホラ。細かな違いはあるだろうが、店の雰囲気は日本と一緒。置いてある商品は世界共通だ。その中で大きく異なっていたのが、IKEA名物のルームセット。
「お国柄に合わせてセットが組まれるんです」とイケアPRのMさん。「こんな暮らしがしたいな」と唸らせるのが理想のルームセット。しかし、本家のルームセットは僕からすれば理想を超えて非現実的。カッコ良いんだけど、再現は難しい。まず部屋の広さから違うからね。
冬が長いため、家の中で過ごす時間が多いスウェーデン人。外で遊べない代わりに家を彩る。飽きないための部屋ゆえ、色味や小物遣いに奇抜なセンスが光る。
IKEA1号店は、観葉植物コーナーも充実していた。これも「部屋にいながら屋外の雰囲気を感じたい!」というスウェーデン人のニーズに応えた結果だとか。ラインナップは専門店並みの充実していた。日本のイケアでは、なかなか見ない生花も取り揃える。
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