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2018.04.21

サイエンスに裏打ちされた自信を高めるための5つの方法

 ある調査によれば業務上横領などの従業員による不正行為は、アメリカ全体で1年間に500億ドル(約5兆3000億円)もの経済損失をもたらしているという。いったい何が人を不正行為に向かわせるのか? 最新の研究ではそれは“自信の喪失”にあるという。

■自信喪失体験が不正行為の原動力に

 新たな研究では、自信を失う体験は別の分野でそれを埋め合わせようとする強いモチベーションとして働くことが報告されている。それがたとえ不正行為であってもだ。

 カナダ・トロント大学ロットマン・マネジメントスクールの研究チームが先日発表した研究では、ある分野で自信を喪失する体験は別の分野で自分の価値を高めたいという強い欲求を生じさせることを指摘している。それは慈善的な利他的行為にもなれば、 身勝手な不正行為にも向かわせる原動力になるというのである。

「自信の度合いは状況の変化でいとも簡単に変化します。そして低下した自信を取り戻すための行為に及びます。慈善的で利他的な行為に及ぶこともあれば、自分本位の金銭的欲求を満たす不正行為に及ぶこともあります」と研究チームのチャーリー・サイ教授は語る。

Science Daily」より

 研究チームは一連の実験で、自信を失う体験が人々にどのような反応を引き起こすのか、過去のネガティブな出来事を思い出してもらったり、解答できない難しい課題に挑んでもらったりすることで詳細に分析した。

 分析の結果、例えば自信が低い状態にある人は、やや高価だが環境に優しく周囲からも推奨されている商品(グリーンプロダクツ)を購入しない傾向が浮き彫りになった。またボーナスを自己査定させてみると、自信のない人ほど高額なボーナスを要求するということだ。そして自信が低い人々の3分の1が不正行為を働くという。一方で自信の高い人々の間で不正行為を働く割合は10%である。

 しかしこうした自信が低い人の特徴は、属する集団の状態によって変わってくるというから興味深い。人々の交流が密接な集団の中にあっては、自信の低い人ほど環境に優しい商品を購入し、富や資源の分配において他者に対して気前が良くなるということである。

 したがって経営者にとって理解が求められているのは、従業員の自信を失わせる要素や状況を見つけ出して対策を講じることである。汚職や不正が蔓延する組織になるのか、お互いに協力しあう風土の組織になるのか、この問題への理解に関わっているともいえる。プライドとやり甲斐を持って働ける職場環境づくりが求められているようだ。

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