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2018.04.12

岡崎慎司「日本代表を強くしたいから、僕は欧州でプレーする」

 日本代表歴代3位の得点数を誇る岡崎慎司選手。2011年にドイツブンデスリーガへ渡り、2季連続二桁得点をマークし、15-16シーズン、プレミアリーグ、レスター・シティへと移籍。初めてのシーズンで果たしたリーグ優勝は「奇跡」と世界中で注目を集めた。

 そんな岡崎選手が、4月12日、自書『岡崎慎司 悩む男。』を上梓した。生存競争が厳しい欧州サッカーシーンのなかでも、世界中の精鋭があつまるプレミアリーグでなぜ、岡崎選手が生き抜いてこられたのか? その秘密が綴られた一冊だ。

岡崎慎司(オカザキ・シンジ)
1986年4月16日、兵庫県生まれ。2005年清水エスパルスでプロデビュー。
2011年1月VfBシュトゥットガルトへ移籍。2013-2014シーズンは1.FSVマインツ05に在籍。欧州4大リーグでの日本人シーズン最多得点記録となる15ゴールをマーク。翌シーズンも12得点を決めて、2季連続2桁得点を記録
2015年夏 イングランド・プレミアリーグ、レスター・シティFCでリーグ優勝に貢献。
2008年 北京五輪、日本代表初招集。2014年ワールドカップブラジル大会、ブラジル大会2大会連続ゴール。20016年代表100試合出場を達成。2017年3月には、歴代3位となる代表通算50得点を決める。

■『今なにをすべきか』を考える

――プレミアリーグで3シーズン目を迎えましたが、なぜ、プレミアリーグでの挑戦を決意したのでしょうか?

「欧州移籍を目標としたときから、いつかプレミアリーグでやりたいという気持ちがありました。僕は身体能力的に恵まれた選手ではありません。そんな僕にとって、身体能力を武器に戦う選手が多いプレミアリーグは、不利な環境です。でもだからこそ、そこで勝負したいと思ったんです」

――最初のシーズンで、リーグ優勝。プロになって初めてのタイトルとなりましたね。岡崎選手はレギュラーメンバーとして活躍。守備を厭わない献身性や運動量の豊富さなどが高く評価されました。

「レスターは毎シーズン、中位から下位に位置するチームで、残留争いに巻き込まれることも少なくありません。だから、優勝するなんて、想像外の出来事でした。素直に嬉しいという気持ちでしたが、達成感や満足感はなかったですね。逆に献身性や運動量を評価されるのは、危険だなと考えていたんです」

――というのは?

「僕はフォワードですから、やはり得点力を認めてもらわないと、そのポジションは危ういものだとわかっていたからです。実際、その翌シーズンには、フォワードの選手がふたりも補強されましたし、ベンチだけでなく、ベンチ外も経験しました。先発で試合に出ても、後半途中で交代させられる。そういう自分の立ち位置を招いたのは、僕自身がゴールという結果を示していなかったからなんですよ。だから、腹立たしいんです(笑)」

――欧州のストライカーの多くは、スピードや高さなど、わかりやすい武器を持った選手が多いわけですが、そういう選手のなかで、どうやって生き抜いてきたのでしょうか?

「僕は高校に入ったときも、清水エスパルスでプロになったときも、立ち位置的にはいつも下のほうだったんです。それはドイツへ行ったときも当然同じです。新しい環境に身を置けば、壁というか、今までに経験したことのない課題にぶつかるものです。だから、自分の立つ場所を冷静に見極める。そして、それがどんな状況であっても、それを受け入れて、『今なにをすべきか』を考えるんです。簡単に見つかることもあれば、なかなか見つからないこともあります。悩むような時間であっても、そこから逃げないで、悩み考え続ければ、やるべきことが見えてくるんです。もちろん、周囲を知る以上に自分のことを理解していなければいけない。だから、客観的な視点というのが大事だと思っています」

――考えるだけではなくて、悩むんですか?

「はい。悩みます。悩むということ、ネガティブなイメージを抱く人もたくさんいるのかもしれませんが、僕にとっては、ポジティブなことなんです。悩まないと成長できないから」

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