人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.04.14

もしもの時のために知っておきたい「葬儀業界の当たり前」

 2017年12月、筆者の祖母が亡くなった。94歳の大往生だった。人に尽くすことを信条に生きてきた祖母は、死に際も私たちを気遣い、家族や親戚一同が全員集まるまで心臓を拍動させ、最期の別れの時間を作った。その姿に、人は死ぬ時までその人らしい生き方を貫くのだと考えさせられた。

 祖母の最期を看取ることができて本当に幸いだった。しかし問題はその後だ。「別れ」を考えたくなかった私たちは、「その後」の準備を何もしていなかった。結果、いわゆる"葬儀トラブル"に遭ってしまったのだ。

 超少子高齢社会へと突入した日本は、お年寄りの数を増やし続ける。つまりそれだけ被害に遭う人の数が増えるはずだ。私の体験を例に葬儀トラブルに遭わないための準備や対策をご紹介したい。

 そこで取材を依頼したのが、日本初の葬儀相談員として5000件を超える相談に応じ、葬儀の事前準備サポートや講演、コンサルティングを行っている市川愛さんだ。

葬儀相談員として活動する市川愛さん

■精根尽き果てている状態で依頼した葬儀社

 まずは葬儀トラブルに遭った私の事例と市川さんの解説を元に、葬儀業界の体質や雰囲気のようなものを感じて頂きたい。

 そもそも葬儀トラブルに遭った原因として、病院の提携先の葬儀社を選んだことにある。「提携先は選ぶな」というウワサは知っていたが、精根尽き果てている状態で葬儀社のリサーチ・選定などできなかったのだ。TV CMで見かける有名な葬儀社を紹介してくれたこともあって承諾してしまったのだが、ここからトラブルが発生する。

 まず葬儀社に依頼の電話をすると、担当者が「遺体の搬送にはお金がかかる」という。「タクシーのような料金体系です」と続けるので、承諾して自宅まで運んでもらったのだが、料金を見て驚いた。数万円という数字が並んでいる。たしかに値段設定は「タクシーの料金体系」だろうが、もっと説明の仕方があったのではないか。

 次に、葬儀の見積もりと打ち合わせを担当する営業マンが家を訪れた。すると、何も言わずにいきなり祖母の体にドライアイスをあてがい始めた。まだ契約を結んでいないのに、これはいかがなものだろう?

 その後、葬儀を進行する担当者が姿を見せたのだが、見積もりより高い金額の工程で葬儀の打ち合わせを進める。話が違うのでは? と確認すると、「これでやってください」と強い姿勢で反発。呆れ返って「契約を破棄したい」と申し出ると、「今回は特別に見積もりの工程で進めましょう」と柔和な表情で態度を一変。不信感が非常に強まった。

 極めつけは葬儀終了後のことだ。家に届いた請求書を見ると、見積もり通りの工程で進めたのに、なぜか金額が高くなっている。葬儀社に電話すると、「担当者でないとわかりかねる」という。そこで担当者に確認すると、本人も答えに窮する始末。未だになぜ金額が増えたのか不明のままだ。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ