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2018.04.10

土鍋ごはんの味わいを再現したSirocaの炊飯器『かまどさん電気』開発秘話

日本人にとって白いごはんは日常であるとともに、どこか特別なものだ。おいしいごはんを食べるため、お米にこだわり、炊き方にこだわる……。これはまさに〝お米の国の人〟だからこそのDNA。そして、この春新たに登場した炊飯器もまた、そんなおいしいごはんを求める人たちの心を動かすこだわりの逸品だった。

■新規メーカーの参入でますます活気づく炊飯器業界

昨年来、炊飯器市場を賑わしているのが大手家電メーカー以外の新勢力。日本製鋳物ホーロー鍋でおなじみのバーミキュラや、次々と新発想家電を導入し家電の新たな可能性を見せてくれるバルミューダなど、目が離せない状況に。

そんななか、今度はおいしいごはん炊きの代名詞とも言うべき〝土鍋ごはん〟を家電化した炊飯器が登場。それが、伊賀焼の老舗窯元・長谷園(ながたにえん)と、家電メーカー「siroca(シロカ)」がタッグを組む『かまどさん電気』。その発売にあたり、開発拠点となった三重県伊賀市にある長谷製陶を訪れ、開発に至る経緯や土鍋ごはんの魅力について話を聞いた。

■〝呼吸する土〟から生まれた炊飯土鍋『かまどさん』

そもそも「sirca」といえば、コスパの高い全自動コーヒーメーカーやホームベーカリーなどを次々リリースし、快進撃を続ける気鋭の家電ブランド。そんな同社が次なるターゲットとしたのが電気炊飯器。「本当においしいごはんを炊くにはどうしたらいいのか……」。悩みに悩み、考えに考え、いきついた答えが「かまど炊きごはん」だった。そしてそのおいしさを実現できる調理器具として着目したのが、三重県伊賀市で奈良時代から続く伊賀焼窯元・長谷園の炊飯土鍋『かまどさん』だ。

『かまどさん』は、2007年から現在までシリーズ累計80万台を販売。炊飯土鍋の最高峰とされ、今でも予約6ヶ月待ちという大ヒット商品だ。その最高峰たる所以はまず、伊賀という土地の陶土にある。

長谷園が窯を置く三重県伊賀市は、世界有数の古代湖・琵琶湖と、薪づくりに最適な赤松の森に囲まれた自然豊かな場所。その恵みを受け、今から1300年前、奈良時代より焼き物の歴史が始まり、17世紀はじめには茶陶が盛んに。千利休ら、多くの茶人に親しまれ、発展を遂げたという。

伊賀市は、古き良き日本の風景が残る伝統工芸の里。

永谷園は天保3(1832)年創業。十六連房登り窯をはじめ、14にも及ぶ国登録有形文化財を有する。

その陶土は、琵琶湖湖底の土が堆積してできたもので、約400年前に生息していた生物や植物の遺骸(微生物の化石)が多く含まれている。その土を高温で焼成することで、遺骸が燃え尽き、細かな気孔が無数にできることから〝呼吸する土〟とも呼ばれており、こと炊飯に使う場合は、炊飯の前後に関わらず、ごはんの水分を上手にコントロールできるのが特徴。炊飯時の余分な水分は土鍋が吸い、乾くと水分を足すため、炊きあがりはもちろん、冷めてもおいしい、というわけだ。

さらに、土鍋ならでは遠赤外線効果や、蓄熱性の高さも特筆すべきポイント。米の芯までまんべんなく熱を伝えられると同時に、火からおろした後もとろ火加熱を続けているのと同じように、同じ温度帯をキープし続けられるため、素材の持つ旨味をじっくり引き出すことができるのだ。

これらの特徴を生かしつつ、圧力炊き&吹きこぼれ防止を実現した二重ぶた構造など、炊飯用に進化させた『かまどさん』は先述の大ヒットを記録。まさに理想的な炊飯土鍋に思えるが、しかしながら、この『かまどさん』には唯一の弱点があったのだ……。

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