
■連載/一条真人の検証日記
ASUSが最近、新しいシリーズをリリースした。それが 『ZenFone Max Plus (M1)』だ。最近のASUSはそのコアモデルであるZenFoneをリリースするほか、その世代の数字にMAXやLaser、Liveなどの文字を加えたモデルをリリースしていた。たとえば『ZenFone 4 Max』のような名前になるわけだ。これらサブシリーズとでも呼ぶべき機種はプロセッサがあまり高性能ではないが、特定の機能を重視しているモデルだ。ちなみにMAXは大容量バッテリ搭載モデルになる。
それでは『ZenFone Max Plus (M1)』はどういう意味になるのか? とスマホに詳しい人なら思うことだろう。Plusが末尾につくので、MAXに何か加えたモデルか? と推定した人も多いだろう。そして、重要なのは名前に数字が入らないことだ。つまり、 『ZenFone Max Plus (M1)』は、世代とは関係なく、「ここから始まる何か」を示しているのではないだろうか? 僕もASUSの中の人ではないので、正確なところはわからないので、すべては僕の推定だが。
MAXにPlusされている機能は、まず、18:9の縦長ディスプレイだ。これは最近のスマホで搭載する機種が増えてきているディスプレイ比率で、ディスプレイサイズを細長くすることで、スマホの幅をより狭く、持ちやすくすることができる利点がある。5.7インチディスプレイを搭載しているのに、その持った感じは5.2インチ級のコンパクトさだ。ちなみにディスプレイ解像度は2160×1080ドットでHD+と呼んでおり、解像度的にもフルHDを引き延ばしたようなものになっている。
そして、メインカメラがデュアルレンズカメラであること。画素数は1600万画素+800万画素あり、一方、『ZenFone 4 Max』は1300万画素+500万画素なので、MAX Plusのほうが画素数が多いことになる。
また、『ZenFone 4 Max』は指紋センサーを搭載していないが、『ZenFone Max Plus (M1)』は背面に指紋センサーを搭載し、さらに顔認証でロックをかけることもできるなど、セキュリティも強力だ。
バッテリ容量に関しては『ZenFone 4 Max』が4100mAhであるのに対して、『ZenFone Max Plus (M1)』は4130mAhで、容量的には上回っている。しかし、ディスプレイサイズが『ZenFone Max Plus (M1)』のほうが大きいので、消費電力はPlusのほうが大きく駆動時間では『ZenFone 4 Max』のほうが長そうだ。
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