
昨今、コーヒーメーカーで注目を集めているのが、ミル機能付きの全自動マシン。今回は価格クラス別の代表3モデルを、堀口珈琲の小野塚裕之さん立ち会いのもと、チェックした。
【 トレンドの全自動マシンを淹れ比べ 】
◎簡単に淹れたい人から、極めたい人まで満足できる
コーヒー豆は挽いた瞬間から酸化が始まるため、飲む直前に挽くのがベストです。とはいえ、平日の朝など忙しい時間にそれをするのは大変ですから、全自動マシンが便利なんです。選び方のポイントとして重要なのは〝ミル機能〟。挽きの均一さが香りと味を左右するからです。今回の3台では「パナソニック」のミルがすばらしかった。一方で「無印良品」はスタイリッシュな意匠に加え、タイマーを付けるなどライフスタイル重視型モデル。「デロンギ」はシーンや気分に合わせたコーヒーを楽しみたい方におすすめです。
これら全自動モデルは初心者用と思われがちですが、実は同一条件での抽出ができるため、豆の違いを比較して好みの豆や味わいを探すのにも最適です。一方、独自機能は各社によって異なるので、どうコーヒーを楽しみたいかで選ぶしかないですね。
堀口珈琲/小野塚裕之さん
老舗コーヒー専門店の焙煎工場長兼販売責任者を務める。好きな産地は多様な味わいが楽しめる〝コロンビア〟。
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