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暗闇の中でもフル充電で6か月間駆動し続ける「年差±1.0秒」のシチズンの超高精度エコ・ドライブムーブメント

2018.03.26

シチズン時計は世界最大級の時計・宝飾の見本市「バーゼルワールド 2018」において、現時点で究極の精度「年差±1.0秒」を持つ光発電エコ・ドライブ ムーブメント「Cal.0100」を発表した。いかなる電波に頼ることなく、光さえあれば動き続ける「完全自律型」の超高精度ムーブメントになる。

ムーブメント発表に際しては、初めて「CITIZEN」の名を冠した懐中時計(1924年発売)にオマージュを捧げたポケットウオッチ型のコンセプトモデル(参考出品)に仕上げた。

同社では1973年に初の月差±10秒のクオーツ時計を発売し、3年後の1976年には世界初の年差±3秒のクオーツ時計「クリストロン メガ」を発表。その後、光発電エコ・ドライブと組み合わせることで、より正確で、より長く駆動する時計を手がけてきた。そして100周年を迎える2018年にたどり着いたのが、今回発表された「年差±1.0秒」の超高精度エコ・ドライブムーブメント「Cal.0100」だ。

電波塔や人工衛星から時刻情報を受信することなく、時計内部の機構だけで、自律的に正確な時を刻み続ける。それは、何ものにも頼らず、限りなく研ぎ澄まされた「純度の高い1秒」を刻むということになる。

水晶振動子には温度や重力などの外部要因が加わることで、誤差が生じる。通常のクオーツ時計にとって、それはわずかな誤差でしかないが、年差±1.0秒以内という超高精度の実現にとっては、大きな誤差になり得る。そこで同社では一般的なクオーツ時計に用いる「音叉型水晶振動子」の替わりに「ATカット型水晶振動子」に着目。「ATカット型水晶振動子」は音叉型に比べて温度安定性に優れ、また姿勢差の影響が少ないという利点があるからだ。

ATカット型水晶振動子は、一般的にパソコンなどの大型の精密機器で使用されているが、腕時計のムーブメントで使用するには、実は消費電力が大きすぎるという問題があった。これは、通常の音叉型水晶振動子が32,768Hzの周波数を持つのに対して、ATカット型水晶振動子がその100倍以上の周波数を持つことに起因している。
そこで同社は、マニュファクチュールとしての利点を生かして素材の選定から設計、試験、調整までを幾度となく繰り返すことで、エコ・ドライブによって駆動する8.4MHz(8,388,608Hz)のATカット型水晶振動子の独自開発に成功した。超高精度エコ・ドライブムーブメント「Cal.0100」の開発は、パーツ製造から完成時計の組み立てまでを行なうマニュファクチュールの同社だからこそ実現できたと言ってもいいだろう。

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