
オシャレタウンに異色に光る男の勲章酒場!!自由が丘『I』の評価
オヤジナリティー ★★
家計貢献度 ★
エロテイスト ★
マシャレなマダムとスイーツの街・自由が丘。
秘境酒場とまったく縁のないようなムード漂うこの街にも、ジャンバー系オヤジが好む小さな呑み屋街がある。駅の東北側の、東横線と大井町線の線路に挟まれた三角形の地域だ。
たしかこの一角に名称があったよな〜と思って今調べたら『美観街』という名前らしい。でもまぁそんなことはどうでもいい。
先日、特に呑む気はなかったんだけど、この街を歩いてたら、なんか知らない間に新しい店が出来ている。
看板には“牛タン”と、なんか高そうな料理名が書いてあるんだけど、暖簾には“牛串”“タン串”なんていう、イメージ的には一気に庶民的に感じられる品名が染め抜かれている。
同じ“タン”でも、“牛”ときて“タン”と書いてあると、ついつい高そうで遠慮しちゃうが、そこに“串”って漢字が一文字入るだけで、急激に手が届きそうになってくるのはなんなんだろうね。
もしかしたらこの店、実は1年近く前からあったのかもしれないけど、今までは“牛タン”の文字しか目に入らず、そこからげでお財布防衛本能で無意識に避けてたのが、今日に限って偶然にも“串”って文字を見つけたんで、
「オオッ!!」
と、初めて思ったのかもしれない。
なおかつ! 店頭に宣伝用のティッシュが置いてあって、それをひとつもらったら、
『牛串・タン串 全品199円!!』
なんて書いてある。豚モツの串だったらちょいと高いけど、なにしろ牛だ! 御牛様だ!!
御牛様で199円ならば、オレは許す!! と「オオッ!!」の気持ちに更なる拍車が掛かり、もうその気持ちに抗うことはできず、フラフラと、その店『I(仮名)』に入店してしまった。
店内は二階もあるみたいだったが、オレが座った一階は鰻の寝床型のカウンターだけの店内。夕方5時前でちょっと早い時間だったこともあったのか、客はオレだけだった。
まずは飲み物のメニューを見る!