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2018.05.08

IT、食肉卸、広告会社、異業種参入で盛り上がるクラフトビール市場

 クラフトビール(以前は地ビールと呼ばれた)の醸造を始めるのは日本酒の蔵元など、酒業界の関係者が多かったが、最近は業界外からの参入、転職が目立つ。なぜなのか?

「街のビール屋さん」を標榜するビール工房を手掛ける能村夏丘(のうむら かきゅう)さん(36歳)の前職は広告代理店だ。28歳の時「地に足のついた仕事をしたい」と退職。「一生ものの仕事」と「自身のアイデンティティー」を探してたどり着いたのがクラフトビールだった。現在、正社員20名の約8割が異業種からの転職で醸造士志望だという。昨年11月にオープンした新宿店の醸造長・藤川貴之さん(34歳)は元アパレル業で、ファッションデザインを目指していたが、ビールのデザインへ転身。「クラフトビールは自分のイメージを表現できる」と語る。醸造は表現活動でもあるのだ。

 食肉卸業から醸造士に転身した後藤健朗さん(33歳)は結婚後、子供ができたのを機に「人が作ったものを売るより自分が作る仕事を」と思ったのが、この道に入ったきっかけ。中堅のクラフトビール会社に中途採用で入社し、技術を学んでから独立した。

 出版業界のシステムを提供するIT企業、光和コンピューターは、4月に『光和ビール』を発売する。そのココロは「出版文化は多様性そのもの。ビールも多様であるべき。本とビール、実に相性がいいんです」(寺川光男代表取締役)。醸造長の佐藤修さんは同社のシステム開発に携わる現役SEだ。

 このように参入理由は様々だが、小ロットでオリジナルの味わいを追求している点は共通する。その姿勢はクラフトビール本来の姿と重なる。クラフトビールが流行りで終わるか、カルチャーとして日本に根づくか、その鍵を握るのは彼らだ。

■元広告代理店から自分探しを経てたどり着いたのは街のビール屋さん

ビール工房 新宿

【ビール工房 新宿】

住所/東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル地下2F
営業時間/月~土 11:30~14:30、17:00~22:30
定休日/日、祝日 電話/03・6258・0885

ビール工房8店舗目になる新宿店
ビール工房8店舗目になる新宿店は、普通なら客席にするであろう店中央にガラス張りの醸造室がある。「ここで造ってここで飲むのが一番旨い」を体現するマイクロブルワリーパブだ。ペールエール650円〜。

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