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2018.03.22

マリ戦直前!標高3000mのメキシコの風土が本田圭佑を覚醒させた

■連載/元川悦子「ロシア戦記」

「圭佑(本田=パチューカ)とは2008年から10年間やってきたけど、いるだけで落ち着きますね。『戦友』であり『いい仲間』という感覚があって、ああいうどしっとした選手がいるだけでチームが引き締まるし、若い選手たちも緊張感を持てる。

本田圭祐の2017―2018年パチューカ(メキシコ)での成績は、リーグ戦24試合で7G6A、国内杯戦5試合3G1Aと完全に覚醒、復活している。写真/藤岡雅樹(小学館写真室)

 コンディションも上がってると思います。実際、ミランでずっと試合に出てない時に比べると明らかに違う。体のキレとか裏へ抜け出す動きも戻っていた。非常にいい状態なんだとお世辞抜きに思いました」

 同い年の盟友・長友佑都(ガラタサライ)にこう言わしめたように、3月23、27日のマリ・ウクライナ2連戦で半年ぶりに日本代表復帰し、19日からリエージュ合宿に合流している本田の状態は実にフレッシュだ。

 代表落ちの直接的な引き金となった昨年9月の2018年ロシアワールドカップアジア最終予選・サウジアラビア戦(ジェッダ)では信じがたいミスを連発。「全然ダメですね。何を言っても言い訳になるし、ダメやったという結果しか残らない」と苦渋の表情を浮かべたが、当時とは別人と言っていいほど動きがいい。

 そればかりでなく、周囲への影響力も絶大だ。20日のゲーム形式の練習でも右サイドでタテ関係を形成した宇賀神友弥(浦和)を呼んで身振り手振りで指示。お互いのよさを引き出しあえる関係をいち早く構築しようとアクションを起こしていた。こういう積極性と行動力は代表のような活動期間の短い集団には必要不可欠。本田の存在感の大きさが改めて強く感じられた。

 とはいえ、目下、ハリルホジッチ監督にとっての右FWのファーストチョイスは久保裕也(ヘント)。前述のゲーム形式でも長谷部や大迫勇也(ケルン)ら主力と組ませていて、マリ戦の先発候補と位置付けている様子だ。ちょうど1年前の最終予選、UAE(アルアイン)・タイ(埼玉)2連戦で2ゴール3アシストという離れ業をやってのけた彼への期待値は依然として絶大なのだろう。

 加えて、今回は所属のデュッセルドルフで右FWとして最近5試合で4ゴールを奪っている宇佐美貴史もいる。もともと指揮官の大のお気に入りである怪物FWの復調も、本田にとっての大きなハードルになりそうだ。

 熾烈な競争にさらされる中、かつて日本のエースと呼ばれた男が復権を果たそうと目論むなら、やはり必要なのはゴールという結果。そこに強くこだわるしかない。

 2008年6月のバーレーン戦(埼玉)で代表デビューを飾って以来、本田は国際Aマッチ91試合に出場し、36点を挙げているが、得点がなかったのは代表ルーキーイヤーの2008年と昨年だけ。2017年は5試合で出番を与えられながらチャンスをつかめなかった。同じポジションの久保や浅野拓磨(シュツットガルト)が重要局面でゴールしたことを考えると、ハリルホジッチ監督の序列が下がるのもやむを得ない部分があったのだ。

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