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ビールで地域貢献!?水質検査会社がクラフトビール事業に参入した理由

2018.03.28

■めずらしい食材のビールが楽しい

さてビール好きのみなさんが気になる「十条ビール」の特色は?

醸造施設は驚くほど小規模。厨房のすぐ裏、3坪ほどのスペースに200リットルの仕込み釜のほか、仕込んだビールをケグと呼ばれる20リットル足らずの樽で貯蔵している。ビールはすべてエールタイプだ。

このミニマム感あふれるブルワリーは、昨今の都市部クラフトビールのひとつの潮流だ。施設が小さいので仕込めるビールはごく少量。エールなので貯蔵期間は長くなく、短いスパンで提供できる。できたてのエールがその場で飲める。

人ひとりが通れる幅の通路にビアタップが並ぶ。注いでいるのは店長の大内久人さん。

十条すいけんブルワリーのビールは原材料が楽しい。ここには山腰さんと大内さん、ふたりのネットワークからさまざまな食材が集まってくる。山腰さんの友人の果物農家が送ってくれたキウイ。大内さんの実家で取れたキンカン。長野県の農家からおすそ分けしてもらった食用スイートコーン。茨城県の農家に頼んでホップを栽培中……。こうして不定期ながら手に入る食材を生かしたレシピを山腰さんが設計する。少量だからこそできるバリエーションの多さ、希少さが魅力だ。いつ行っても何かしら新しいビールに出会える。これぞクラフトビールの楽しさではないか。

この日は7種類のビールがメニューに。原材料にキウイを使ったエールも。

山腰さんと大内さんのふたりはもともと酒造関係の仕事をしていたわけではなく、異業種からの転職組だ。山腰さんはIT業界に15年、大内さんは印刷業界に7年たずさわっていた。小さな醸造施設でもビール造りができることに魅力を感じて、ふたりはこの道に入ってきたという。

Beer++は今も「儲けは出ていない」。それは今注目されているとはいえ、クラフトビール業界が決して甘い業界でないことを物語っている。だが親会社がしっかりしているから妥協のないクラフトビールを追究することができる。地域に定着できれば、コミュニティスペースとして理想的な場になるだろう。その意味で十条すいけんブルワリー&Beer++は、ぜいたくなブルワリー&レストランだ。今後の活動に注目したい。

Beer++ 電話:03-5948-5657
東京都北区上十条2-7-13 営業時間:火〜金曜17:00〜23:00 土、祝日15:00〜22:00 休日:日〜月曜

取材・文/佐藤恵菜

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