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2018.03.28

笑顔で走ると疲れない!?次々に明らかになるスマイルの科学

 つとめて笑顔でいることで幸福を呼び込むことができるといわれている一方、感情を偽った作り笑顔はストレスになるという指摘もあって興味深いのだが、ここ最近も笑顔についての研究報告が相次いでいるようだ。

■見るとストレスを感じる「優越的笑顔」とは

 笑顔を向けられればたいていの場合はポジティブな気分にさせられると思うが、ある種の笑顔を見せられると人は不安と恐怖を感じるというから興味深い。いったい他者のどんな笑顔でストレスを感じるのか。

 どれほどストレスを受けているのを計測するストレステストでは、唾液の中のコルチゾールの分量を調べたり、心拍数をモニターしたりと、HPA軸(視床下部-下垂体-副腎系)と呼ばれる神経内分泌系の変化がチェックされる。

 米・ウィスコンシン大学マディソン校とイスラエルのバル=イラン大学の合同研究チームは男子大学生90人に、異なる3つの笑顔の画像を見てもらったうえでストレステストを行なった。学生が見せられた3つの笑顔とは、「ご褒美の笑顔」、「親密な笑顔」に加えて「優越的笑顔(dominance smile)」である。

 期待通りの行いを褒めるご「褒美の笑顔」と結びつきを深める「親密な笑顔」を向けられて悪い気持ちになる者はいなかったが、当人の高い社会的地位と優位性を示す「優越的笑顔」を見せられるとストレスレベルが上がることが実験で確かめられた。

優越的笑顔の一例「Daily Mail」より

 優越的笑顔を言葉で説明するのは難しいとも言えるが、いわば上から目線で人を見下したニュアンスのある笑顔ということだろうか。

「今回の研究は、笑顔が必ずしもポジティブに受け止められるわけではなく、知覚する人々のストレスになることで、人的交流に影響を与えているという見解を支持するものになります」(研究論文より)

 実験では付随する別の発見ももたらされ、心拍数の変動幅が大きい人ほど、優越的笑顔のニュアンスを強く感じてストレスレベルが上がるということだ。

 つまりこの優越的笑顔はかなり危険な笑顔ということになり、自覚せぬまま多く行なっていた場合は人知れず敵を多く作ってしまっている可能性もある。そしてたとえ笑顔であっても実は“本心”をかなりの程度あらわしているということにもなるだろう。

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