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2018.03.19

世界最古の「メッセージ・イン・ア・ボトル」を発見!気になるその中身は?

 一縷の望みを記した手紙をガラス瓶に入れて海に放つ「メッセージ・イン・ア・ボトル」の世界記録が更新された。132年前の瓶入りメッセージには何が書かれてあったのか?

■最古の瓶入りメッセージの新記録達成

 今年1月に西オーストラリア州の人気のビーチのひとつ、ウェッジアイランドを訪れていたトーニャ・イルマン氏と妻のキムさんは砂丘地帯をドライブ中に砂にタイヤをとられてしまうハプニングに襲われた。

 車輪が空回りするばかりで車は走れそうにもなかった。ロードサービスに連絡したがすぐには来れないということで、せっかくなら美しい砂丘を少し散歩してみることにしたのだ。

 海岸沿いにはゴミや漂着物が目立ったが、イルマン氏はなかなか魅力的な年代物のガラス瓶を見つけて拾って持ち帰ることにしたのだ。本棚の飾りにちょうど良さそうだと思ったという。

Science Alert」より

 瓶の栓はなくなっていて中は砂で満たされていた。瓶を振って少し砂を出すと、紙巻タバコのような細長い紙の巻物の先端が見えたのだ。

 車の問題も解決し、イルマン夫妻はこの瓶をいったん家に持ち帰ってから詳しく調べることにしたのだが、丁重に巻かれた紙をよく乾かしてから拡げてみると、印刷された用紙であることがわかった。文字はドイツ語で書かれてあり、かすれて判別し難いものの手書きで書かれている箇所もあることが確認できた。

 西オーストラリア州立博物館の専門家に調べてもらったところこの瓶入りメッセージは、1886年6月12日にドイツ船籍の船・ポーラ(Paula)がインド洋上で海流の調査のために海に投下したものであることが判明した。なんと132年前のものであり、記録に残されているこれまでの最古の瓶入りメッセージである108年を優に超える“新記録”達成となった。

 この時代、ドイツは国家ぐるみで海流の流れかたを調査しており、こうした瓶入りメッセージがドイツの船から数千本も海に放たれていたという。印刷された用紙には船と船長の名前や投下日時はもちろん、座標や航路ルートが船長によって記入されている。また末尾には発見者に対してこの用紙を実験の主催者であるドイツ・ハンブルクにある海洋調査組織に送るか、あるいは最寄のドイツ領事館に渡すことを要求するメッセージも記されている。その際には詳しい発見場所や日時の報告も求められる。ちなみに海に流された数千本の瓶入りメッセージのうち、実際に発見者から送られてきた用紙は662枚で、最も最近のものでも1934年にデンマークで発見されたものだ。

 世界最古の「メッセージ・イン・ア・ボトル」はもはや本来の目的には適わないものになってしまったが、海洋調査が本格化した時代を物語るメッセージであるとも言えそうだ。

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