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入社3年目社員の本音「営業って仕事がよくわからない」スカパーJSAT・江見直人さん

2018.03.14

■深夜の呼び出し

 そのトラブルが起こったのは、仕事にも慣れた頃でした。人工衛星の寿命は15〜22年で、ちなみに1機打ち上げるのにおよそ300億円かかります。入社1年目に17機あるうちの1機を入れ替える作業がありました。入社1年目の途中から僕はある省庁の主担当でした。その省庁が日々作成するデータは日本国内のみならず、東南アジアでもニーズがあり、海外に届ける事業も行っている。その配信用としてうちの衛星を使ってもらっているんです。

 衛星が新しくなれば当然、精度はよくなるはずだ。僕はそう思い込んでいましたが、必ずしもそうとは限らない。人工衛星を入れ替えることで、確かにこれまでよりもカバーのエリアは広がりますが、逆に電波の領域が異なり、カバーするエリアの一部には、電波が弱くなってしまう地域もある。その説明が先方にきちんとなされていなかったので、お客さんとしては「いったいどうなっているんですか」ということになってしまった。

 そこで、うちの上司や技術者等と共に何回か説明にお伺いしまして。今まで使っていた機械が使えなくなるレベルの問題ではなかったので、了解を得ることができたんです。

 衛星通信のメリットもデメリットも、自分の中できちんと理解して仕事を進めていかなくてはと、反省する出来事だったのですが、この時も上司に強く怒られました。

 退社時間後の出来事で「お前、どうなっているんだよ」みたいな大きな声が僕の携帯の留守電に入っていた。何を言われているのかよくわからない。呼び出されたと思い、とりあえず夜10時過ぎに会社に戻ると上司はいなくて…。会社にいたもう一人の上司に「まっ、大丈夫だよ」と言われて帰宅したんですが。

 正直、会社を辞めようと思ったこともありました。でもまっ、せっかく入った会社ですし、衛星通信に関してスキルも伸ばしたかったし。30代の先輩たちとは仲がいいし。僕は楽天的な性格ですから(笑)。

 楽天的と自らの性格を称する江見さん、後半もその性格から失敗を引き起こしていくのだが、しかしそれは確実に成長へと繋がっていく。

取材・文/根岸康雄

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