人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース
2018.04.11

【開発秘話】発売から1か月で800万個売れた赤城乳業のソフトクリーム『Sof’』

■連載/ヒット商品開発秘話

 赤城乳業といえば『ガリガリ君』。年間4億本以上も売れる怪物級の商品のため、同社のそれ以外の商品は目立ちにくいところがあるが、そのような中、話題を集めている商品がある。2017年3月発売の『Sof’(ソフ)』のことだ。

 現在バニラ、チョコレート、カフェオレの3種のラインアップしている『Sof’』は、コーンがなくソフトクリームの上だけをカップに入れたもの。発売から1か月で800万個も売れるほど人気が沸騰。一時は販売を休止せざるを得なかったが、販売再開後も以前と変わらず注目を集め、好調に売れ続けている。

■悲願達成のため定番フレーバーで勝負

 同社の主力商品は片手で食べられるアイスバー。中でも『ガリガリ君』や『ガツン、とみかん』のような、アイスキャンディが強い。しかしその一方で、カップアイスで安定かつ継続して売れる商品が育っていないという課題が、長年にわたり存在していた。

 この状態に同社も手をこまねいたわけではなく、毎年カップアイスの新商品を発売して育成に努めてきた。一時は『デッカルチェ』のようにヒットしたものもあったが、結局長続きせず終わった。

「『デッカルチェ』はフレーバーがティラミスやストロベリーチーズケーキのようなデザート系。瞬間的には売れるのですが、根付きませんでした」

 こう振り返るのは、マーケティング部 部長の萩原史雄さん。これまでの経験から、長く愛されるカップアイスに育てるために、ミルクやバニラといった定番もので勝負することを決断。同社の悲願ともいえる長く愛されるカップアイスをつくるべく、2016年春から『Sof’』の開発に動き始めた。

 開発するフレーバーは定番のバニラとチョコレート。とくにバニラは、2017年3月16日付で発表された『Sof’』発売に関するプレスリリースでも、「赤城乳業が初めて乳業らしい仕事をした」と自虐的に言うほど、珍しいことだった。

 ただ、カップアイスは各社が強力なブランドを持っており、バニラやチョコレートは売れ筋。定番フレーバーで市場に食い込むには、一捻りする必要があった

 そこで目をつけたのが、ソフトクリームであった。実は同社は、市販用ソフトクリームでトップシェアを持っており、コンビニなどで売られているPBブランドのソフトクリームの製造を手がけている。また2005年に、とあるコンビニの留型書品(ある業者で独占的に販売し、他社には出荷されない商品)として、コーンのないソフトクリームを手がけたことがあった。

 こうしたことから『Sof’』は発案された。「コーンの代わりにカップを使うことで、カップ商品でも並べられるし、細長いトールカップでも並べられる汎用性の高さが得られるのでは、とみました」と萩原さんは話す。

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2018年11月16日(金) 発売

DIME最新号の特別付録は「ゴルゴ13」のオリジナル万年筆!大特集は「2018年ベストヒットランキング」

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ