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2018.04.12

自動車の運転時にカフェインなしで注意力を高める7つの方法

 恋は人を盲目にするというが、もしお洒落なバーでほろ酔いならばさらにその“盲目”ぶりに拍車がかかるのかもしれない。最新の研究ではお酒が入ったときの我々は、見えているものを見ないでいられるという。

■お酒を飲んでも熱心に課題に取り組めば注意力は落ちない

 目を開けていれば否応なしに目の前の光景が視界を占めるが、その一方で我々は目の前の光景のどこに注目するかでさまざまな“観点”に立っていることもわかっている。つまり個々の人間は見たいものを見て、見たくないものは無視しているのだ。そしてこの傾向は、お酒が入るとますます顕著になることが最新の研究で報告されている。

 1999年に発表されたユニークな研究で脚光を浴びた現象に非注意性盲目(inattentional blindness)がある。実験参加者は白い服装の人物3人、黒い服の人物3人の計6人の人物がバスケットボールをパス回ししている映像を見せられ、白い服装のグループのパスの回数をカウントすることを求められた。

 6人は目まぐるしく動き回ってボールをやり取りしていたのだが、途中でそこへ着ぐるみのゴリラが登場し、わずかの時間人々の間に紛れ込んだのだ。しかしながら白い服装の人々のパス回しに注意を払うあまり、ゴリラに気づいた実験参加者は実際かなり少なかったのである。当然ながら視界には入っているのだが、多くは後からこのゴリラの姿は思い出せなかったことになる。そしてこの実験は「見えないゴリラ実験」と名づけられ、さらにこの現象は非注意性盲目として知られるようになったのだ。

PsyPost」より

 この非注意性盲目はお酒が入っている時にも発生しやすい現象なのではないかと考えたイギリス・ポーツマス大学の研究チームは学生バーでお酒を飲んでいた大学生104人を対象に酩酊度合いを計測したうえで、録画したバスケットボール試合の一部を見てもらい、パスの回数をカウントしてもらった。そして映像を見てもらった後、試合中のパス回し以外に会場内で何か気になった物事があれば報告するように求めた。

 結果はある意味で予想通りで、お酒に酔っている状態では非注意性盲目の度合いが高まり、パスをカウントすることに注意が集中してほかの要素はあまり見ていないことが浮き彫りとなった。

 しかしながら興味深いことに、カウントするパスを直接パスとバウンドパスに分けてそれぞれ数えてもらったところ、非注意性盲目の度合いは特に高まることはなかったのだ。つまり多少はお酒に酔っていても“本気で”、“真剣に”課題に取り組めば注意力は低下しないということになる。

 今回の結果をもってして飲酒運転がそれほど危険な行為ではないとするのはまったくナンセンスなのだが、ある意味ではお酒を飲んでリラックスすることで注意力が散漫になるのであり、ダラダラせずに課題に取り組んでいる限りはそれほど注意力は損なわれないようだ。お酒を飲んでもできることが増えそうだがいかがだろうか。

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