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2018.04.10

新生FREETELは「eSIM」で復活できるのか?

■連載/法林岳之・石川 温・石野純也・房野麻子のスマホ会議

 スマートフォン業界の最前線で取材する4人による、業界の裏側までわかる「スマホトーク」。今回は事業説明会を開催した新生FREETELについて議論します。

■身の丈に合った新生FREETELの発表会

房野氏 2月上旬に新生FREETELの発表会があり、事業を引き継いだMAYA SYSTEM(マヤシステム)から事業統合の背景や今後の展開、新端末についての説明がありました。どのような感想を持ちましたか?

房野氏


石野氏 POM(プラスワン・マーケティング)じゃないFREETELですね。新しい社長(MAYA SYSTEMの取締役社長 吉田利一氏)はNTT出身の人。NTT畑は長いようですね。

石野氏

石川氏 新生FREETELになって、だいぶまともになったかな。発表会も雑居ビルの上の方にある会議室でやった。

石川氏

石野氏 ちなみに、会議室は僕のレンタルオフィスと同じ事務所が扱っているので、安いですよ。

石川氏 発表会場に机もなく、質素になったと思いますし、eSIMでがんばっていくという今後の戦略も、方向性がはっきり見えていいと思いました。ただ、旅行会社のH.I.S.が始めるMVNO、H.I.S.モバイルもそうだけど、海外渡航する人向けのeSIMを使ったスマホに、どれだけ需要があるのかなというのが、今ひとつ見えないところでもありました。

法林氏 auの世界データ定額を取材したときにも質問が出たね。日本の人口1億3000万人のうちの10分の1が1週間、旅行するうちのシェア何%だから、世界データ定額を使う人は何百万人、という話だった。と考えると、海外用スマホやレンタルWi-Fiルーターの規模がどれくらいか分かる。すでにモバイルWi-Fiルーターは何社か強者がいて、そこに海外用スマホで入るのは、なかなか大変ですよね。

法林氏

石野氏 1つあるとすると、今、MVNOのSIMではデータローミングができないので、その解決策になる。みんなが僕らみたいに、ドコモの回線もauの回線も持っている人ばかりじゃない。周りにメイン回線をMVNOにしている人がいて、その人が中国に出張に行ったときに、借りて持っていったWi-Fiルーターがトラブルで使えなくなって、ローミングができなくて困ったということがあった。海外旅行に行こうとしたMVNOユーザーが困るというパターンが実はちょいちょいある。そういうところに売り込むスマホとしては、いいかもしれない。MAYA SYSTEMが提供している「jetfi(ジェットファイ)」のeSIMって、標準化されたeSIMではなくて、クラウドSIMを使った「GlocalMe」と同じような仕組みですよね。海外で安く通信できるのだったら、ある程度のパイが取れる可能性はある。ただし、それが選択の上位には絶対ならない。eSIMを載せつつ、ちゃんとスマホとしての魅力を高めていかないといけない。一方で、MVNOに喜ばれる商材になる可能性はある、というところですかね。

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