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2018.04.25

買ってもいいの?家電を知り尽くした識者が本音で語る激安家電の〇と×

ネット通販などで目にする驚きの激安家電。気にはなるが、聞いたこともないメーカーも多く、躊躇している人も多いはず。「本当に大丈夫?」そんな疑問に2人の家電識者が答えてくれた。

激安家電 01

◎成熟した技術と汎用部品の活用で、低価格に挑戦

――最近5万円台の4Kテレビなど、激安家電が続々登場していますが、これってどうなんでしょう。

近兼 必ずしもすべてが優良品ではなく〝玉石混交〟の状態です。そもそも日本の家電市場では、ナショナルブランド大手8社以外の国内中小メーカーが扱う家電を〝B級家電〟と呼んでいたのですが、そこには優良な会社も製品も多い。それが近年、ネット通販の拡大などにより海外の粗悪な家電が入ってきたことでB級と粗悪品が混在し、一部で品質を信用できない状況に……。無名メーカーも多く、ユーザーは〝選びの基準〟を知りたいと思い始めています。

――その選びの基準のひとつが、近兼さんの推進する〝ジェネリック家電〟の認定ですよね。

近兼 そうです。ジェネリック医薬品になぞらえたもので、特許切れの技術や汎用部品を活用。品質を担保しながら安価で提供する国内の優良中小メーカーの家電を明確に選べるよう、認定しています。

戸井田 そもそも昔からある定番家電のほとんどは、基本特許が切れていますからね。

近兼 そうなんです。だから薬同様、ジェネリックをどんどん使ってほしい。安いだけで粗悪な海外B級家電と、安くても優秀な国内中小メーカーのジェネリック家電の違いを正しく理解し、賢く買い物をしてもらいたいんです。

――ジェネリック家電が低価格と高品質を担保できる理由は?

近兼 大手メーカーと工場を共有しているのです。大手が使わない時に、同じ技術者が同じ工場ラインで、機能を絞ったジェネリック家電を製造し、別のブランド名で販売。だから、高品質をキープしつつ、安価にできるのです。

戸井田 基本開発の有無もありますよね。大手は莫大な開発費をかけて製品開発をしているのに対し、ジェネリック家電メーカーは、開発費があまりかからない。その分、安くできるというわけです。

近兼 と聞くと、ジェネリック家電メーカーばかりが得するように聞こえますが〝持ちつ持たれつ〟の関係なんです。ジェネリック家電メーカーは大手が在庫処理したい余剰部品を使って家電を作り、大手はその部品を売り切ることで、次の開発費を捻出できるのです。

戸井田 大手メーカーは、世界で勝つためにIoTやAIに注力。日本が家電大国として技術力を維持するには、資金源としての技術と部品の提供も大切なんです。

近兼 最初は安いだけだったのが、デザインがこなれてきて、今はプラスαで、おもしろい機能を備えた第3世代の時代に入っています。

戸井田 オリジナルの開発も始めたジェネリック家電メーカーも増えていますからね。

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